昨日、「没後5年小田実さんをしのぶ会」に出席。私が学生時代2~3度参加した、小田さんが中心のべ平連のデモは、無党派グループの象徴だった。最近の官邸前のデモに似ている。
原発比率などについて国民の意見を聞く取り組みが始まった。重要なのは原発ゼロ、つまり脱原発に向かうのかどうかだ。
3案の中で、15%案が「徐々に減らす」案とメデイアでは紹介されている。しかし、15%案は2030年に15%と言うだけで、その後ゼロに向かうのか、原発を増やすのか不明。しかもその間、使用済み燃料からプルトニウムを取り出す再処理や高速増速炉「もんじゅ」は両論併記で、膨大な費用をかけて研究開発を継続させる案となっている。これでは「徐々に減らす」案ではなく、原発事業継続案だ。
GDP への影響についても、原発停止だけの影響で、原発に替わる再生可能エネルギーへの投資によるプラス効果は含まれていない。
エネルギー環境会議の資料は事務方が作っている。内容を十分、分析しないで、言葉をのそのまま使うメデイアによるミスリードが心配だ。