投手陣にとって、タフなゲームが続いています。
ライオンズ戦、2敗1分けでした。

初戦の斎藤佑、調子はよかったが、たった1球の失投でゲームを壊してしまいました。(4番の1発)
打者が狙っていなくても、長打になる確率の高い失投がいくつかあります。
そのひとつが、高めのチェンジアップです。(右対右)
そのボールにタイミングを合わせていなくても、自然にスイングの一番強いところで打ててしまうんです。
昔、大リーグにグレッグ•マダックス(ダルのコーチの弟)という、10数年続けて15勝以上した投手がいました。
その投手が、右打者のアウトローにチェンジアップを投げていたんです。
精密機械といわれていた彼のチェンジアップは、95%(たぶん)低めにコントロールされていました。
ちょっと話がそれたが、今回の斎藤の失投がチェンジアップでした。(実は、3戦目に増井が打たれたのも同じ失投)
ここで言いたいのは、何を投げてもいいが、しっかりどこに投げるかを考えて投げてほしいと言う事です。

2戦目の吉川も、痛い敗戦でした。
立ち上がりからフォームのバランスがよく、ものすごい球を投げていました。
こりゃ、最低でも8回はいくなぁと思っていたら、まさかの6回ノックアウト。
原因は、コントロールです。
前半は、自分の思ったところにだいたい投げられていました。
しかし、あの回は、ほとんど逆球で、狙ったところより内に入っていました。
今の吉川は、入団当時のようなノーコンではありません。
斎藤同様、緊張した場面(ピンチ)でも、自分のボールをあやつれるよう、がんばってほしいです。

3戦目、ウルフは今回もナイスピッチングでした。
フォームのバランスがよく、リリースポイントが安定していました。
この投球なら、日本での初完投も見られそうです。(おねがいやから、見せて)

増井にとっては、つらい登板が続いています。
疲れだけではなく、いろんな条件が重なって今の結果になっています。
リリーフ2年目、今ままでは勢い一本でやってきたが、ちょっと相手に慣れられてきた感じがします。
これは、ピッチングを覚えるいい機会が訪れたということでしょう。
投球自体は、悪くないので、少しの工夫ですぐ復活すると思います。
3戦目の久は、まさにピッチング(戦略)ができる投手の投球でした。
何度も牽制球を入れ、高めの強い球で送りバントをさせなかった投球や、絶体絶命のピンチでの4番への攻め方、すばらしかったです。

いろいろ反省点を書いたが、投手にとってタフなゲームはこれからも続くと思います。
夏を目前にして、打者のスイング(味方も敵も)が鋭くなってきました。
投手にできることは、しっかり作戦を立て、強い気持ちでしっかり投げることです。
どこに投げるかをきっちり考えて投げれば、今まで通りやっつけることができるはずです。(がんばるぞ)

火曜日からは、バファローズ3連戦(大阪)です。
まずは、武田勝が投げます。
北海道に帰る前に、3つ、やっつけたいと思います。

ほな、また。

若竹に代わり、榊原が1軍に合流しました。