エートス福島擁護の池田香代子氏、宇宙飛行士の被ばくと混同した上「ふつうに産める」と妄言 | 男も女もすなる日記といふものを、オカマもしてみむとてするなり

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現在は原発事故に関連した記事が多いですが、どの記事にも自分なりの物の見方・考え方を書くようにしています。

  エートス福島擁護の立場の池田香代子氏。同氏は「ソフィーの世界」翻訳で知られるが最近はエートス福島に肩入れしてる。
  エートス福島の安東氏が、日本国の妊婦の職業被ばく限度1mSv/妊娠中を住民に伝える気のない旨、2回もめぐに連絡してくれたわけだが、池田氏が出産について語ってるので残しておく。
 なお エートス福島の理論的支柱(?)と目されるbuvery氏も、日本の現行法令上の基準を十分知りつつ伝える気はない(buvery氏はめぐの、伝えるのかという質問は黙殺。まぁ、安東氏がめぐにお返事した後だしね)

NHK朝のニュース 被ばくした少女「被ばくした体でどうして出産を?」
去年第二子を出産された元宇宙飛行士の山崎直子さんは宇宙で1mSv/d で15日間。彼女に「なんで産んだ?」と聞かないでしょ

2010年のミッションから帰還して2011年に出産された山崎直子さん、どうぞ福島の中学や高校に講演に行って下さい。女の子や男の子たちに「もちろんふつうに子ども産めます」と伝えてください。15日で7~8年分の被ばくをした山崎さんにしかできない「ミッション」です!

  池田氏は無茶苦茶である。いくらドイツ語できても、ど~~~しょもない。
①  宇宙飛行士は職業被ばく者であり、自ら健康リスクを承知の上やりがいなどを勘案して選んだ訳だし且つ宇宙線の被ばくは外部被ばくのみである。しかし福島で生活するということは、自分に何のメリットもない被ばく。そして放影研でも知見のない内部被ばくをこれから重ね続けるケースなのだ。それをあたかも同じように論じるなど、東大話法と評価するのも恥ずかしい基本的知識の大いなる欠如だ。
②  エートス福島の安東氏、buvery氏が妊婦の職業被ばく限度1mSv/妊娠中を福島の住民に知らせないのは、わが国が妊婦(=胎児)をその基準で守ろうとする法制度がある事実を知らせたくないためだ。池田氏は無知の善意なのか分かって人体実験に加担なのか?
③  「もちろんふつうに産めます」は科学的根拠が全くない。低線量長期被ばくの影響がよく分からないからこそ、人体実験したくてウズウズしてる「学者」たちがいっぱいいる。「ふつうに子ども産め」るなら、明白に池田氏より科学的知見のある「学者」がなぜデータ集めるんだ? 
④  福島で人が住んでるとこは、現存被ばく状況という、他の都道府県とは違う状況だ。だから福島以外からの除染ボランティアは被災地の住民とは差別的扱いがなされる。田中俊一氏に関するエントリーの④として指摘した点。福島は特別な場所なのだ。

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