先日、東京から素敵なお客様が来広されていたので
飛行機の時間まで「音戸の瀬戸」をご案内した!というのは
Blogでも書きましたよね。
そのかたとは?!
以前から可愛がって頂いている
尾道出身の写真家「松本徳彦先生」です。
http://ambition-photogallery.com/profile.php?id=33
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%9D%BE%E6%9C%AC%E5%BE%B3%E5%BD%A6
「越路吹雪」「マルセル・マルソー」などを撮り続け
現在は「日本写真家協会」の専務理事を務めていらっしゃいます。
ここでも何度か先生のことは御紹介したことがありますよね。
今回は、日本を代表する写真家「木村伊兵衛」などが
原爆投下から2年後を撮影し、写真集として残した
「LIVING HIROSHIMA」について先生が語る講演会があり、
古くからのオヤジ友達が企画したので、
私も設営や簡単なMCなどでお手伝いさせて頂きました。
http://www.hiroshimapeacemedia.jp/mediacenter/article.php?story=20120523104015630_ja
場所は「県立美術館 地下講堂」。
今年から「県立図書館」のHPでも
「LIVING HIROSHIMA」の写真は公開されていますが、
実際の写真集は絶版で高値がついているんです。
でも足を運んで下さったかたにも見て欲しい!と
友達が海外のネットで落札し現物を用意。
コピーしたものを設営したデスクにも並べ、
皆さんには講演会前後に御覧頂きました。
写真集の存在は中国新聞の編集委員のかたも
大変熱心に取材され、
2010年には一面に大きく掲載されました。
内容はネットにもUPされています。
http://www.hiroshimapeacemedia.jp/mediacenter/article.php?story=20101214105256763_ja
な・の・で・・・
私なんぞが偉そうに語ることもないのですが、
当時、県観光協会が企画し、
なかなか材料の供給も得られない時代に、
有名写真家たちが広島に足を運び、記録写真として残し、
又、瀬戸内海文庫の「田中さん」の熱意と御尽力で
こういった形になったことは、大変大きなことだと思います。
(※講演当日は田中さんの娘さんも来場)
戦前戦後、検閲も厳しかったのは皆さんも御存知でしょう。
写真集も海外向けに制作されたので
原爆後の現状を伝えるというよりも
「広島」を紹介する!という意味合いで
発行が許されたようなので、
市内中心部以外にも厳島神社をはじめ、
観光地も数多く掲載されています。
そして、木村伊兵衛たちが
戦後、GHQからフィルムを守った働きは
先生の解説を聞いても胸を熱くするものがありました。
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%9C%A8%E6%9D%91%E4%BC%8A%E5%85%B5%E8%A1%9B
この日は平日の午前中だったので
年配のかたが中心となりましたが、
今度は若い人向けにも機会を設けたいね、と
企画した友人とも焼肉を食べながら
反省会も含め話しました(笑)。
広島県人としては知っておいて欲しい写真集なので
是非、デジタル化されている県立図書館のHPでも
御覧頂ければと思います。
http://www2.hplibra.pref.hiroshima.jp/collection/photo/
松本先生、いつも貴重なお話有難うございます。