昨日の試合。

初の川葛対決。

と言いつつも

木村と親分の因縁の方が強い試合だった。

親分が本当に木村が嫌いなんだなと思った。←いつも冷静な親分がめちゃくちゃ頭に血がのぼってた。

木村を中心とした喧嘩試合。

なんも出来なかった。

思うように身体が動かない、技が出せない?どうしてだ?と

苦戦してる

そんな中、

姉さんがビンタしてきた。

普段は自らビンタなんて出さない姉さんがビンタを出してきた。

そして「張れよ!」って

ビンタを待つって事は

つまりは

そういう事か、、、

普通、ビンタなんて、やられりゃ張り返すし、反射神経で張り返したりするもん。なぜなら技じゃねーし、意地の張り合いみたいなもん。

だが、

昨日の姉さんのビンタは、

姉さんからのメッセージだった。

自分で振り上げた右手が重かった。

その瞬間、

あぁ、って思った。

姉さんがビンタしてきた理由を知った。

「乗り越えろ」

川葛という鎖を、

引きちぎって来いっていう

姉さんからの自分への

試練だった。

それを察した瞬間

動かない身体を動かすため

「世Ⅳ虎ー!!」と姉さんを呼び捨てた。

感情で身体を動かした。強引に。

姉さんの顔を思い切り張る。

と、

さっきまで全然出せなかった技が

出せるようになった。

あぁ、

そうか、

自分、

本当のパシリだったんだなって思った。

憧れが邪魔だと知った。

憧れという重荷が

姉さんを張った瞬間に落ちた。

それは

つまりは

姉さんがそれを気付かせてくれた。

そんな姉さんの想いを感じつつ、

自分の不甲斐なさを痛感。

親分に謝罪。

安川が

「次の後楽園試合、鹿島含めて川葛の今後が決まる、大事な試合だと思っています」

とマイクしたのは

まったく、そのまんまの意味だ。

姉さんを張った瞬間になんか分かった。

だから

後楽園試合で、

そのなんかをハッキリさせて、

今後の川葛の未来を、知ろう。

そう

思った一戦だった。

私はもう、

パシリは嫌だ。

そんな甘えたポジション、いらない。

以上。