8月ダーー!!
あっという間です。
韓国プロ野球の外国人登録期限のリミットが15日と迫って参りました。

この世界、自分が結果を出していても枠が無ければ入れないわけですが、最後まで僕は僕の自己表現を続けます。前に進むしか能がないので(笑)これは僕の才能(笑)




さて、先週の結果報告です。
先週は大邱(テグ)にてサムソンライオンズの2軍との3連戦でした。
いやーーー。大邱は暑い!!韓国で一番暑い場所らしく、過去には40度を記録したとか。
日差しがコヤンと違った。コヤンも人工芝の照り返しが強くて暑いんだけどベンチにいるだけでグッタリしそうでした。

チーム結果は1勝2敗。
僕は初戦と3戦目に登板しました。

初戦。
0-2とリードされた7回裏2アウト1、2塁でマウンドにあがりました。
カウント3-1からの5球目。インコース低めのストレートをレフト前に落とされ…が!
レフトの前で大きくイレギュラー。ランニングスリーランHRに。

抑えて流れを引き寄せたかったんですが…。これも野球。仕方ないですね。
役割を果たせず降板です。結果4-7で負け。

3戦目。
2-1とリードした7回裏2アウト無走者から登板。
2回1/3 被安打1 奪三振1 与四球0 失点0
抑えて4セーブ目でした。


残念ながらチームは15勝16敗5分。5割を切ってしまいました…。
残りは12試合。なんとか勝利に貢献して5割以上で終わりたいですなー。







大邱では元中日ドラゴンズで活躍されたサムソンライオンズ投手コーチの落合英二さんにお願いし、外国人4人でゲームを観に行って来ました。

サムソンライオンズ VS 斗山ベアーズ
$コビーが行く!!
先日、日韓500号HRを達成した李承燁(イ・スンヨプ)選手(写真、ネクストバッター)

たまには野球ファンになってゲームを見るのも良いモノです。
この日は白熱した投手戦で、期待した韓国野球らしさは感じれませんでしたが、それも落合英二さん、そして斗山ベアーズのヘッドコーチである元西武ライオンズの伊東勤さんの指導の賜物なのでしょうか。韓国の投手(バッテリー)の能力も上がってるのではないでしょうか。元々打撃は強力で今年は外国人打者が一人もいないほどの韓国プロ野球。投手力が上がってくると日本もウカウカしてられませんぞ。

個人的には投手を取り巻く韓国の環境(ブルペン、マウンド、コンディションング、起用、配慮)がもっと整うと選手個々の能力を引き出せる気がします。素材は凄い選手が沢山いますしね。でも、やっぱり国民性ってあると思うからなぁ。そこに目をやるか否かは何が正しいとも言えないのです。韓国には韓国の魅力があるからね。日本の細かさをパワーで勝る韓国が貪欲に取り入れようとしているのは事実です。その辺りは日本よりもグローバルな感じがします。逆にそれを妨げる習慣も感じる。社会性、教育の影響はどこに行っても必ずあるもの。日本にもある様に。

いづれにせよ。日本、韓国、台湾、それぞれに野球を愛する人たちがいて多くの人が球場に足を運んでくれる。プロとして質の高い野球を目指して行ってほしいですね。僕ももちろん常に向上心を持って頑張りますよー!






タイムリミットが迫って来てますが焦りはありません。
常にそのときその状況で出来るベストを尽くして来たから。
自分の道を、生き方を追求して来たからね。
自分ひとりの力では到底ここに存在する事さえ出来なかった。
多くの支えや不思議な力に感謝せんといかんね。


誤解しないでもらいたいんだ。

僕はメッセンジャーとして後世のプレーヤーへの希望に成れれば良いと思って来た。
過去、絶望に淵に立っていたころの自分に対して、というのが正しい表現かな。

世界中に行って野球をして来て野球はNPBやMLBだけじゃないと言う事を知り、伝えて来た。
これからもそうありたいと思う。
メキシコだって台湾だってプレーヤーがプレーヤーである以上、そこには夢や希望がある。
レベルがどうこうっていうのは関係ない。低けりゃ低いで生き残るのは大変なもの。

日本でプレーできないからだろ?って思う人もいるだろうけど、
裏方も経験し、現役復帰。プレーヤーである立場からすれば
「チャンスがあるのに諦める方が不思議」なんだ。

理解してもらえると嬉しいけどこの辺りの認識はファンとプレーヤーとの違い。

そして、それは決して妥協する、という事じゃない。
人にはそれぞれ運命って言うものがあって
それぞれが与えられた道を懸命に生きて行く事が大切なんです。
もちろん違う道に進むのも縁があっての事だと思う。

人が出会うのも同じ。縁だよね。プレーヤーもそう。
行く先々で多くを学び、繋がりが出来て新たなチャンスを得る事が出来る。
(日本のプロ野球にいる頃には想像もし得なかった事)


もし、自分のいる場所を、誰かと比べて恵まれていないと思うならそれは間違いだと思う。どんな状況でもそれは自分が引き寄せた運命であって、言い方を変えれば与えられた縁なんだってこと。それを乗り越えてこそ人は本物の人生を生きた証を手に入れる。

誰かが僕の事を哀れむ事もある。「諦めきれないんだ」「そこまでして…」なんて。でも、僕は大切な人たちがくれたこのチャンス。この人生を無駄にしたくないと考えて行動している訳で、決して不幸だと思った事は無い。誰もが望んでも歩めないほどの人生を歩ませてもらっているのだから感謝せずにはいられない。幸せだ。

プレーヤーでありながらプレーが出来ない事の方が百倍不幸だと思うのだ。
そう感じた事もあったし、プレーすることよりもプレーしていないのにプレーヤーだと気取る事の方が不幸、というか悲しい。哀れに思う。過去の自分を思い返すと恥ずかしいくらいに。

同じような選手がいる事も知っているけど、彼らが気付かないのも無理無い。社会がそうさせているのだから。そう勘違いしない社会にする為には自分がプレーヤーとして道を求め、この瞬間に命をかけることだと気付かされたんだ。願わくばもっとプレーヤーにとってチャンスの多い野球界に成ってほしいと思う。

今、この瞬間に僕の思いを知っている人は多くはないから、どんなに大きな声を上げても野球界に影響なんて殆ど無い。残念ながら無力だ。だけど、これまでもこれからも自分に関係する人たちには強く伝わってくれると信じている。広くなくても、強く、誰かの人生の道標になれるのなら僕の野球人生も救われる。その為には自分が懸命に本物の「道」をいかねばなるまい。まずは弟達にそういう姿を示したいと思っていた。それから後輩。野球好きな人たち。野球を知らぬとも人生を芸術的に生きようとするアーティスト達。心に響く芸術を生み出すのは心だと思うから。僕も自分の野球に心を注ぎ込みたいと願うんだ。

人生は芸術である。そして、球道即人道。

PL学園時代の教えは僕の野球人生に置いても、強い影響を与えてくれたんだ、と今振り返って感じさせられる。




さあ、残りシーズン。懸命に生きますよ。
人生は何が起こるか分からないから。

人生にゴール無し。あるのはスタートの毎日だ!!!







良く行く参鶏湯屋さん。
コビーが行く!!
メチャクチャ美味い! 11,000ウォン(約770円)
お母さんが「人参酒」をサービスしてくれた。
コビーが行く!!
娘さんは東京の大学に行ってるらしい。

韓国でも人の心に支えられてますな。
カムサハムニダ。


o(・∀・)o 「ざぁぁぁっす!」