
今日、私のクリニックに来てくださった受験生さんは、目が充血。
この時期、ドライアイが多いのですが、受験生の脳機能を扱う私の立場から見れば、マバタキの回数が心配になるんです。
だって、応用問題が解けなくなるから・・・。
ということで、問診をしながら、ついでにマバタキの回数をチェックしたら、やっぱり、ものすごく少ない・・・。
これは、マズい・・・。
ということで、今日は、以前に配信したマバタキの解説を、以下、大幅に加筆しておきました。
読んでくださいね!!
マバタキをすると集中力が持続し、ミスが減る!【受験勉強の医学講座!】
毎日、配信中の「受験ストレス対策ひと口メモ」から、今日は、こちらをプラスアルファ解説!
【受験に勝つ医学145】
試験中はマバタキをしっかり行った方がいい。
マバタキが少ないと眼の角膜が乾燥し、柔軟な思考力が発揮できなくなる。
応用問題を解くには、マバタキが必要!
【解説】
ドライアイの研究から、緊張しながら文字を読み続けていると、マバタキの回数が減ることが分かりました。
だから、試験の真っ最中は、かなり、マバタキが減っているはずです。
「ドライアイなんて気にしてられない!」というのが受験生の本音だと思いますが、マバタキは認知機能にも影響を与えるので、試験の点数にもかかわってきます。
目の角膜が乾燥すると、緊張感と連動している交感神経が刺激を受けやすくなることがわかっているのです。
その結果、脳は柔軟にものごとを考えるのが得意でなくなります。
イライラして、すぐに結論を下したくなり、じっくりと考えないと解けない応用問題には不利になるのです。
また、まばたきをすると、脳内のストレスを緩和する作用も見つかっています。
ウソをつくと、まばたきの回数が増えるというのは、ご存じの方も多いと思います。
これは、実験結果が出ていて、論文にもなっているれっきとした事実です。
なぜ、ウソをつくとまばたきが増えるのか?
それは、無意識のうちに、ウソをつくことによる脳内のストレスを緩和しようとしているからです。
この点からも、難問が解けなくなったら、しっかりとマバタキを行うべきです。
交感神経が暴走しはじめている脳をリセットし、ストレスも緩和してくれるので、問題が解けるわけです。
といっても、まばたきで起こる脳内の反応は限定的です。
磁気刺激治療と行うと、ダイレクトに脳内の働きを変えることができます。
短期間に成果を出したい受験生は、ぜひ、以下の診療を受けてくださいね!