●反抗期なんてない!? | ◆「生まれてきてよかった」そんな実感を持てる子に育てるヒント!◆

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勉強だけできても意味はない!

学習のコツや勉強する意味を一緒に考えると共に

勇気づけでお子さんの健全な心も育ててあげませんか?

子どもが思春期を迎えるころになると・・・


親の言うことを聞かない、口ごたえをする、悪態をつくなど、反抗的な態度を取ることがあります。


そういう私も・・・


中学生の頃、夜9時ころまでテレビを見ていて、「そろそろ勉強でもしないといけないな!」と思ったことがありました。


そんな時に、母がイライラしながら、


「そろそろ勉強でもしたら」と言われたことがあります。


すると・・・


一気にやる気を失ったのを覚えています。


そして、


「絶対に勉強なんかするもんか」


と思ったものです。


まだ、これなどは反抗と言っても軽い方だと思いますが、似たような体験は、誰でもあるのではないでしょうか?


さて、アドラー心理学の本を読み返しました。


そこにおもしろいことが書かれていて・・・


反抗期はないというのです!


野田俊作先生の著作から引用させていただきます。


「反抗的な子ども」というのは、反抗性とか粗暴性とかいう<モノ>が心の中にあって、その子を操縦しているわけではない。


ある人が反抗的なのは、反抗という態度をひっぱり出すような、やり方のパターンがあるからです。


つまり、反抗というのは心の中にあるのではなくて、やり取りの中にあるわけです。


人間と人間の関係の中にあるんです。


世の中で、一番典型的に誤解されているのは「反抗期」というものがあると思われていることです。


私には三人子どもが今して、一番上の子はもうすぐ19才になります。


その次が17、その次が15で、いわゆる思春期ですが、3人とも反抗ゼロです。


なぜかというと、反抗させるようなやり取りをしないからです。


アドラー心理学をしっかりやり込んでいる人の子どもたちというものは、世の中でいう意味での反抗は全然しないんです。


これを読んでどう思われたでしょう?


アドラー心理学をしっかりやり込んでいる家庭の子どもは反抗をしない?


それは・・・


アドラー心理学は、親と子も対等の関係をうたっているので、「あれしろ」、「これしろ」と支配的に子どもを扱うことがないからなのかもしれません。


ということは・・・


もし、子どもが反抗的な態度をとるとすると・・・


親御さんが、子どもに対して対等ではなく、支配的な関係があるから?


そのような支配関係があるなかでは、大人でも反発を生みだしませんか?


つまり、人は支配的な態度で何かをすることを要求してきたり、断定的に「お前はダメ!」など言う人に対して反発を感じることがある。


そう考えると、・・・


子どもが反抗するということは、そこに、上から目線で子どもを支配しようとしたり、断定的に決めつけるような関係があるということなのでしょう。


では、反抗する子どもにどう対応したらいい?


その答えは、野田先生の次の本に示されています。


参考図書

「ボクたちのアドラー心理学入門3」野田俊作講演集


ただ、この本、絶版で手に入れるのはかなり難しいと思います。


また、機会を見て、反抗にどう対処するのか、野田先生の話しを紹介できたらと思います。