先々週、文化放送ソコダイジナトコ「ドクターたかよしの140歳まで前向き生活!」で話した内容をコンパクトにご紹介!
塩麹ブームを医学で切る!
「今、塩麹ブームですが、塩麹は健康にはどうですか?
汗をたくさんかく真夏は、塩分補給の為にも積極的に取り入れたほうがよいでしょうか? 」
麹はアミノ酸が豊富。
アミノ酸はもちろん身体に必要。
この他、ビタミンが幅広くバランスよく含まれる。
これらは、麹菌が生きるために作り出す。
それを人間がいただく。
ただし、塩麹は使用量も少ないので、アミノ酸もたくさんとれるわけではない。
塩の代わりに使う程度なら問題ないが、たくさん使うのは健康を害するおそれあり。
発酵食品に共通。
味噌でも同じ効果。
菌の種類は違うがヨーグルトも。
麹だけではない。
アミノ酸なら、肉を多めに食べる、みそ汁を飲む・・・などでよい。
塩麹を使った料理はおいしいと思うのは確かだ。
人体が、からだによいものと瞬時に判断できる。
アミノ酸の味は、旨みと感じる。
タンパク質・脂肪・炭水化物の分解酵素も、麹菌が自分が生きるために作った。
それ人間が横取りできるので、消化がとても楽。
胃腸は楽ちん。夏バテによる食欲不振にはいい。塩分も食欲を促す。
ただし、屋内熱中症対策なら、これ以上、塩分を増やす必要はない。
塩分の取り過ぎには要注意!
熱中症予防に塩分補給は考えなくてよい。
運動選手は別だけど・・・。
昔は塩分補給も盛んに言われたが、今は言わない方向に。
塩麹ブームだからと言って積極的にとる必要はない。