塩麹ブームを医学で切る! | 受験専門の心療内科 東大赤門 吉田たかよし
2012-08-09 03:13:59

塩麹ブームを医学で切る!

テーマ:【吉田たかよし】のTV・ラジオ出演日記
先々週、文化放送ソコダイジナトコ「ドクターたかよしの140歳まで前向き生活!」で話した内容をコンパクトにご紹介!

塩麹ブームを医学で切る!

「今、塩麹ブームですが、塩麹は健康にはどうですか?
 
汗をたくさんかく真夏は、塩分補給の為にも積極的に取り入れたほうがよいでしょうか? 」


麹はアミノ酸が豊富。

アミノ酸はもちろん身体に必要。

この他、ビタミンが幅広くバランスよく含まれる。



これらは、麹菌が生きるために作り出す。

それを人間がいただく。



ただし、塩麹は使用量も少ないので、アミノ酸もたくさんとれるわけではない。

塩の代わりに使う程度なら問題ないが、たくさん使うのは健康を害するおそれあり。


発酵食品に共通。

味噌でも同じ効果。

菌の種類は違うがヨーグルトも。

麹だけではない。

アミノ酸なら、肉を多めに食べる、みそ汁を飲む・・・などでよい。
      


塩麹を使った料理はおいしいと思うのは確かだ。

人体が、からだによいものと瞬時に判断できる。

アミノ酸の味は、旨みと感じる。



タンパク質・脂肪・炭水化物の分解酵素も、麹菌が自分が生きるために作った。

それ人間が横取りできるので、消化がとても楽。

胃腸は楽ちん。夏バテによる食欲不振にはいい。塩分も食欲を促す。



ただし、屋内熱中症対策なら、これ以上、塩分を増やす必要はない。

塩分の取り過ぎには要注意!

熱中症予防に塩分補給は考えなくてよい。

運動選手は別だけど・・・。

昔は塩分補給も盛んに言われたが、今は言わない方向に。

塩麹ブームだからと言って積極的にとる必要はない。