失った去っていったなくなってしまった、と。
悲しむ気持ちが大きいのは。きっと。
未来が途絶えてしまった気持ちになってしまっているから。
楽しかったできごとや。これから起こって欲しいと願っていたできごとが。
もう二度と再現されないことに。実現できなくなってしまったことに。
失意と悲しみを感じてしまうから、だと思うのです。
本当に悲しい別れがあります。
想像を絶するつらさもあります。
それだけ悲しいのは。つらい思いがなかなか消えないのは。
その分。過去が幸せに満ちたものだったから。
過去にステキな経験ができたからこそ。
今のあなたがあることに。
心から感謝できているから、なのです。
だとしたら。
すでにあなたは。十分すぎるほどの。
大切なギフトを。預かっているひと。
そう。失うまでに。山のように何かを預かったことを。
思い出して欲しいのです。
そのままずっと失意の底で。
預かったことを忘れて生きることは。
基本的には許されません。
不思議なことに。
さらに強烈な方法で。
「お忘れでないですか?」と問いかけられたり。
「早く預かってるものを使ってくださいね」と催促されることだって。
決して少なくないはずだから。
つらい思いをしたのなら。
それまでに在ったことを。預かってきたことを。
じっくり思い出す期間だと受け止めて。
在ったものを。預かったものを。
どう使いこなすかを。考えぬいてください。
それが唯一。今のあなたにできること、なのだから。
その過去を使って。どう未来を創るかが。
今のあなたに問いかけられた宿題なのだから。
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