http://youtu.be/ZRS-kzgoRq0

COKが撮影した隠し撮り映像で、カルフォルニア州の屠殺施設Central Valley Meat Co.(以下CVM)での動物虐待と動物の苦痛が明らかになりました。CVMは米国立学校の給食などの主要な供給業者です。

政府に調査された全ての屠殺施設同様、CVMも連邦動物福祉法やカルフォルニア州動物保護法に従わなければなりませんが、COKの調査員が撮影した映像には双方に違反しているようです。

米農務省は映像を確認した後、家畜に対する著しい非人道的な扱いだとしてこの施設を閉鎖しました。

元米農務省調査官で指揮官のLester Friedlander氏は、映像を見て「人道的な屠殺法違反が繰り返し起きているのが信じられない。この会社はこれらの違反の責任を負うべきだ。」と言いました。

CVMは米農務省に肉を提供するほかに、カルフォルニア州にチェーン展開するIn-N-Out Burgerなどの会社にも提供しています。今回の調査を受けてIn-N-Out Burgerは直ちにCVMとの関係を断ち切りました。

マクドナルドとコストコも同様にこの施設との関係を切りました。

ニュース報道 : ABC World News, CNN, New York Times, Associated Press, Reuters, Los Angeles Times, UK's Daily Mail.

2008年HSUSによりカルフォルニア州酪農場の似たような虐待が明らかになっています。



秘密調査

COKの調査員は2012年6月7月にこの施設で働き、家畜の最期において非人道的な扱い、不適切な屠殺方法、故意の残酷行為を記録しました。

殺される部屋で歩けないヘタリ牛達は2回、3回、4回も頭部への衝撃を与えられていた。作業員は動物がもがいているうちに、どこかへ行ってしまうことがよくある。

頭部への衝撃を与えられた後まだ生きているヘタリ牛達は、作業員に鼻先と口の上に乗られ、窒息させられるものもいる。

屠殺部屋の向かう狭い通路で、繰り返しぶたれ、突き刺され、電気ショックを与えられ、温水をかけられて虐待される牛達。ある牛は電気ショックを40回も与えられた。

病気やケガした牛を作業員は立たせて歩かせようとして、繰り返し電気ショックを与え尻尾を持って引っ張ったり持ち上げる。

不適切なスタンニング(気絶させること) - 頭部への衝撃を受けた後にのた打ち回り、足でキックをして、明らかに息をしている多くの牛達。これらの牛はコンベヤーベルトや足1本を逆さまに吊り上げられて移動させられる。

ベジタリアン ベグブロ
写真 この牛はスタンガンを受けた後も立ったまま息を続けていた。

不幸にもこれらの虐待はここだけのものではありません。米国における多数の屠殺施設の秘密調査から、食肉産業における動物虐待は普通の行為なのが分かります。毎年90億匹の家禽、豚、牛が米国内で食用に飼育され殺されています。私達がこれらの虐待を終わりにできる最も効果的な方法は、シンプルに皿の上に動物を乗せないことです。

家畜の福祉と食の安全に関する国と州の法律

屠殺前に横になっている動物が起き上がるのを手を使って助けてもよいが、機械でそれを行ってはいけないし、他の如何なる方法でも動物を持ち上げてはならない。

FSIS(農務省食品安全検査局)は、蹴ったり突いたりして動物を強制的に立ち上がらせたり歩かせるのを認めない。

牛の場合、足かせ・引き上げ・投げる・切るをする前に、全頭を一度の打撃・ガンショット・電気ショック・化学物質・または他の方法で痛みに無感覚にさせる。

著しい非人道的な扱いの例
・歩行可能・歩行不可能の不具の動物を過度に叩くこと・突き刺すこと、あるいは意識のある動物をひきずること。
・動物にスタンニングをしてから再度意識を回復させてしまうこと。
・動物を気絶させる際、即時の修正方法も特になく複数回試みること。
・不必要な苦痛を動物に引き起こすこと。トラックの上も含む。

電気棒は動物の興奮・ケガを最小限にするために可能な限り使用しない。

残酷に動物を殺した如何なる人物、つまり如何なる動物にも不必要な苦痛を与えるもしくは残酷行為を行った者は罪になる。

COK


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