スケール | 元プロ野球選手がニュースから考えてみる

スケール

高校野球も準決勝まできました。


大阪桐蔭の藤波投手も評判通りの素晴らしい投手です。


投げる際の体重移動が非常に上手く、打者に近いところで
ボールを離す事が出来ています。

例えるならば、伊良部氏や涌井選手と同じようなリリースが出来ています。

今はスピードが150Kも出ていますが、このリリースであれば
スピンが効いているので、球速以上に打者は速く感じると思います。


ただ抜けるボールが多いのが気になりますが、それはグラブ側の手が
遅れる事が原因です。
フォームの中で修正するのか、それとも長所としてインコース(シュート)を生かす
スタイルにするのかは、これから年齢を重ねていく中で、身体と相談しながら
見つけていくことになるでしょう。


スケールの大きい投手なので、仮にプロに入団した場合は、身体作り優先で

焦らず時間を掛けて育成して欲しいものです。

時間を掛ける=ではどれぐらいなのかは、難しいのですが、25歳の時にエースを張れるぐらいの
時間軸でしょうか。


そうそう、桐光の松井君ですが、投げ方が誰かに似ていると思ったら、左右の違いにはなりますが
SFジャイアンツのリンスカム選手でした。

小さい身体なのですが、角度の付く投げ方です。
これは上半身の捻りが素晴らしい。相当に柔らかいのでしょう。


日本で言えば、広島横山投手の若い時かな。