新江ノ島水族館にて、7月14日より
「しんかい2000」の常設展示が始まりました。

この船は我が国の有人深海探査の〔ドレッドノート〕ともいうべきもので、
日本近海での数々の発見はもとより、
現在運用中の「しんかい6500」をはじめ
さまざまな深海機器開発に大きく貢献しています。

この船自体は2004年を最後に退役しましたが、
ここでの展示は【動態保存】
すなわち、もし再就役という場合には、
また潜れる状態を保ちながらの
実機展示となります。

海底でのサンプル採取の様子も再現されています。

展示するうえで特にこだわったというのが、
「レーダーリフレクター」(写真○内)の設置だそうです。
浮上した際に、支援母船「なつしま」のレーダーで発見するための装備で、
これが見えた際の、スタッフの皆さんの安堵の気持ちが象徴されているのだそうです。

また、実際に用いられた訓練用のシミュレータも
観測窓から実際に撮影された映像を見せるなど、
こだわりが感じられます。
このほか、
同じフロア内には
支援母船「なつしま」の模型や
搬入時のドキュメント映像、
珍しい海底生物の標本(マニアにしか受けないかも)など、
貴重な展示、放映があります。

なお、
水族館2階のグッズショップ「タイニーパイレーツ」が
同日より深海グッズ専門コーナーへと様変わりしました。
「しんかい2000」関連アイテムをはじめ、
なかなか手に入りにくい深海生物のぬいぐるみ、
インド人ばかりでなく「横須賀海軍カレー」もびっくりの
「深海カレー」(レトルト)など、
眺めるだけでも楽しめる(できれば買ってね、と言われそうですが)
アイテムが揃っています。
また、既存の深海生物展示も
リニューアルされています。

新江ノ島水族館で「深海」にハマった方、
次は静岡県にある「沼津港深海水族館」へGO!



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