勉強はできるほうがいいはず。
しかし、それが幸せになるための絶対的な条件かというとそれは違うでしょう。
そんなことを考えてみたいと思います。
木下晴弘さんの「子育てサプリ」に、こんなメッセージがありました。
【本日のメッセージ】
学校での価値観で、人生は決まらない。
【解説】
もちろん勉強ができることは素晴らしいことです。しかし、勉強がすべてを決するわけでは全くありません。発明王エジソンは、小学校の教師に「学力が劣っている」といわれ小学校を中退しているのです。いまもしお子様の成績がふるわなくても大丈夫!「幸せ」とは「勉強ができること」ではないのです。
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これをお読みになってどう思われますか?
これを読んで思い出したのが中村文昭さん。
その講演は笑えて泣けるおもしろい話が満載で、しかも人生で大切なものは何かを教えてくれます。
いま、手元には10種類くらいの中村さんの講演CDがあるのですが、それを運転中によく聞きます。
その話しの中で、「確かにそうだ!」と納得したことがあります。
それはなにかというと・・・
中村さんは三重でウェディングレストランを営む傍ら、全国で年間300回ほどの講演を行っているのですが、最近は学校での講演にもよく呼ばれるそうです。
ある時、どちらかというと学力的には低い学生が集まる学校での講演に呼ばれた時のこと。
そこで中村さんは、こんな話をしたそうです。
「学生の間に比べられるもんて学力やろ! 小学校とかでテスト受けても頭ええか、アホか、みたいな、通信簿もろてアホか、賢いか、比べられ比べられてずっと来たやろ!
だけどね、学力で比べられるん、あとちょっとで終わりなんやと。で、あと、世の中出てったら学力なんて先生おる前で言うて悪いけど、ほとんどないわって!
社会に出てから必要なんは人間力や! 人一人が人引き付けられるような魅力、「あんたやからこれお願いしたいねん」て、「あんたのこと信用してるからこれ頼みたいねん」て、「あんたやからなんとかしてくれるだろう」て、人を引き付けていくような魅力というものを人間力と解釈してるんですけれども、それやで!この人間力に関してはアホとか賢いとか関係ないんやから
」(話している内容を書き下ろしたのでちょっと読みづらいかもしれません)。
実際に中村さんは、自らの経験から、これらのことを話されています。
どういうことかというと、中村さんも高校生の時は、成績も下から数えた方が早く、悪いことばかりをしていたそうです。
しかし、高校卒業後、一人の師匠との出会いによって人生を大きく変えていったのです。
その人との出会いによって「人間力」が磨かれたのです。
中村さんの講演やそのCDを聞いていると、木下さんが述べるように、「勉強だけがすべてを決することは全く」ないと確信できます。
まあ、確かに勉強はできた方がいいと思います。
しかし、それがすべてではありません。
木下さんは、エジソンの例を引き合いに出していますが、小学校を退学させられても、偉大な人生を歩んだ人さえいるわけです。
この例からもわかるように学校での成績と社会に出て成功することは関係がありません。
成績よりも重要なことは、エジソンのように諦めずに努力したり、中村さんのいうところの「人間力」を培う方がきっと幸せな人生を送る上では役にたつことでしょう。
もし、社会に出て子供に成功してほしい、幸せになって欲しいと思うなら・・・
対人関係能力(人間力の基礎)を伸ばしてあげてください。
そしてあいさつを元気に言える子に育ててあげてください。
きっと多くの人にかわいがられるに違いありません。
それでも勉強が心配でしょうか?
最後に木下さんの言葉をもう一度、紹介します。
いまもしお子様の成績がふるわなくても大丈夫!「幸せ」とは「勉強ができること」ではないのです。
ちなみに・・・
中村さんの話しに関心のある方は、次のCDがお勧めです。