梁石日先生の喜寿祝賀会、第二部は豪華なライブ！

昨日までご紹介した梁石日/양석일先生の77歳の誕生日祝賀パーティー、第二部を中心に豪華な顔ぶれのプロミュージシャンのライブを満喫してきました！

まず、第一部の乾杯の音頭が朝鮮半島の南北両方でコンサートを開いたことで知られるオペラ歌手、田月仙/전월선さんの有名なオペラ歌曲の歌唱でした。なんとベルディ、椿姫の乾杯の歌でした！驚きました。この場にピッタリですね。　田月仙 作品

田月仙/전월선さん、実は僕が大学の外国語学部で学んでいるときに、学部で作った英語雑誌のインタビューに答えていただきました。僕は別の音楽家のインタビューでしたが…　直に歌声を拝聴したのは初めてでしたが、圧倒されました。

趙博/조박さんが15分以上もある「百年節」のショートバージョンを熱唱なさいました。

趙博/조박さんがこの歌をモチーフにして作った、
劇団 新宿梁山泊による「百年風の仲間たち」が8月中旬から公演される予定で、劇団のメンバーの皆さんも登場してパフォーマンスを見せてくれたばかりでなく、皆さんが会場スタッフとして一生懸命動いてくれました。

続いて主催者のロック・シンガー、在日コリアンのボブ・マーリーこと、朴保/박보さんがバンドメンバーと登場し、新しい反原発ソング、「今こそ流れを変える時」を熱唱しました。僕の好きな歌ですが、まだCDは発売されていない新曲です。

続いて白竜が登場！白竜といえば北野武監督・主演の映画、「その男凶暴につき」に殺し屋の役で出演し、その後はVシネマなどでヤクザの役を演じる俳優として有名ですが、実は元々は白竜バンドとしてデビューしたロック・シンガーだったんです。1980年代前半にアルバムを4枚発表しました。僕は高校生でしたが当時から白竜のファンで、彼のファンであったからこそ朴保さんも知ることになったといえます。
僕の白竜への思い入れを込めて随分前に書いたウェブページ

白竜はステージでギターを抱え、朴保バンドをバックに、なんと洋楽のスタンダード、スタンド・バイ・ミー/Stand By Meを歌い始めました！そしたら他の歌手らもみんなステージに上がって、豪華な共演が繰り広げられたのです！趙博/조박、李政美/리정미、田月仙/전월선、日本で民族楽器の演奏においては右に出るものがいない河栄守/하영수、東京ビビンバ倶楽部/도쿄비빔밥클럽で朴保/박보とともにメンバーでボーカルとチャンゴ担当だった卞仁子/변인자…ざっとこんなところです。

このあと、朴保のエレキのリードギターとコーラスを伴って白竜がデビュー曲、「アリランの唄」を熱唱してくれました。

この間、ずっと携帯電話で動画を撮影しながら、感動しまくりでした。

最後はやはり梁石日/양석일先生の原作映画、「夜を賭けて」のテーマ曲、「いつの日にかきっと」を朴保/박보さんが唄って、静かに、力強く締めくくりました。
梁石日先生の著書