●江戸時代の捕り物道具
★捕り物道具(とりものどうぐ) http://p.tl/HeDw
江戸時代に犯罪者の捕縛の際に使用された武器である。捕具とも呼ばれる。
十手 与力、同心が役目のとしての武器である。また同心が配下の目明しに役の証明として渡していた。
三つ道具 奉行所や番所に常備されていた刺又(さすまた)、袖絡(そでがらみ)、突棒(つくぼう)である。

★十手(實手:じって、じってい、じゅって) http://p.tl/0uww
日本の武器及び捕具の一つ。流派によっては実手(正字では「實手」)という表記を使用する。十手を用いた武術を十手術(じってじゅつ)という。

★捕具(ほぐ・とりぐ・捕物道具・捕り物道具)http://p.tl/U7-6
 捕手(とりて・捕り手)が下手人(この場合は、容疑者、犯人、人質としての加害者の身内など)を捕らえるために使った道具。

★捕手術(とりてじゅつ) http://p.tl/Z-VV
素手で敵を殺さずに捕り抑える武術。取手とも書いた。
流派によっては補助武器として三道具や十手・捕縄などの捕具が使われ、こちらから先に掛かり、相手を殺さずに捕らえる事を目的とした武術である。江戸時代中期以降は下級役人が学ぶものと考えられる傾向があった。柔術の別称、または、貝原益軒『武藝十四事』中の武芸十八般に独立した武術として含まれる。現代の警察官の必修科目である逮捕術に相当する。

★三道具(みつどうぐ) http://p.tl/7gH4
刺股(さすまた)・突棒(つくぼう)・袖搦(そでがらみ)の三種類の捕り物用の道具(捕具)の総称である。
または、仕事道具で、特に重要な三種類の道具を言う。

★刺又(さすまた) http://p.tl/j4wn
相手の動きを封じ込める武具及び捕具。刺股、刺叉とも書く。
U字形の金具に2-3メートルの柄がついており、金具の部分で相手の首や腕などを壁や地面に押しつけて捕らえる。
また先端金具の両端には折り返し部分が付いており、これを対象者の衣服の袖等に絡めて引き倒す際にも利用される。
元々は江戸時代に作られた物で、暴れる犯罪者の動きを封じ込めるために捕物用として使われた。
柄が長いため、ナイフのような小型の刃物や刀などを持った相手と距離をおいて、安全に対応することができる。ただ、構造や機能から飛び道具一般への対応は基本的にできない

★突棒(つくぼう) http://p.tl/8bba
江戸時代に使用された捕り物道具のひとつである。刺股、袖搦ととも三道具の一種でもある。
・概要
頭部は鉄製で、形はT字型であり、撞木に酷似している。多くの歯がついていて長い柄(2-3メートルほど)をつけている。
袖搦のように、犯人の衣服、髪をからめて動きを制圧する。
現在は突棒術を教える流派は少ない。

★袖搦(そでがらみ) http://p.tl/2SCS
江戸時代に使用された長柄の捕り物道具。袖絡とも書く。もじりともいう。
袖搦は、先端にかえしのついた釣り針のような突起を持つ先端部分と刺のついた鞘からなり、鞘に木製の柄に取り付けて使用する。
容疑者の衣服に先端部分を引っ掛けて絡め取る事で相手の行動を封じる。
鞘の刺は相手に掴まれて奪われない様にするための工夫である。棍棒や槍としても使用可能である。
刺又、突棒などとともに捕り物の三つ道具とよばれ、抵抗する人を取り押さえる際に使用された武具である。
どれも2.1m(7尺)の長さがあり、相手が振るう打刀、長脇差の有効範囲外から攻撃が可能である。
箱根関所跡をはじめ、各地の博物館にはこれらの武具または復元模型が展示されている。

★ポールウェポン(pole weapon)あるいはポールアーム(polearm) http://p.tl/aPWW
近接戦闘において使われる、木や金属などで出来た竿状の長い柄を持ち、その先端に石や鉄で出来た攻撃用の部品を備えた武器の総称。
漢文では長兵、中国武術では長器械または長兵器、日本では長柄(ながえ、ちょうへい)武具、または長柄武器と称する。
その歴史は大変古く、石器時代の狩猟道具にまでさかのぼることが出来る。
ポールウェポンを利用する目的は、攻撃範囲の拡大および武器を振り回したときの角運動量による打撃力の増加にある。


★ながえ 【長柄】三省堂 大辞林
器物や武具の柄が長いこと。また、柄の長い器物や武具。
「―のきせる」
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・ながつか 【長▽握/長▽柄】
(1)矢束(やつか)の長い矢。強弓に用いる。
「縦(たと)ひ強弩(きようど)・―鎮西八郎為朝と雖も透す事を得難し/文正記」
(2)柄(つか)の長い刀。

★長柄
読み方:ナガズカ
タウエガジ科の海水魚

★長柄    歌舞伎・浄瑠璃外題辞典 http://p.tl/oIp8
読み方:ナガラ
初演 享保12.11(京・万太夫座)

★長柄    古典文学作品名辞典
読み方:ナガラ
分野 謡曲
年代 成立年未詳
作者 作者未詳

★長柄
姓  読み方
長柄 おさがら
長柄 ながえ
長柄 ながから
長柄 なががら
長柄 ながら

★長柄  http://p.tl/yDSd
出典: 『ウィキペディア』
・ながえ
日本の戦国時代において足軽が用いた槍。
神奈川県三浦郡葉山町の地名。
群馬県邑楽郡邑楽町の地名。
・ながら
かつて日本の上総国に存在した長柄郡
千葉県長生郡長柄町
大阪市北区の地名。 → 長柄 (大阪市)を参照。
奈良県天理市の地名。長柄駅もある。
・ながつか
長い矢
柄(握りの部分)の長い刀

★野村 胡堂 http://p.tl/urv9 (のむら こどう、1882年10月15日 - 1963年4月14日)
日本の小説家・作家・音楽評論家。
本名:野村 長一( - おさかず)。『銭形平次捕物控』の作者として知られる。娘は作家の松田瓊子。
★『銭形平次捕物控』http://p.tl/zFAU (ぜにがたへいじとりものひかえ)
野村胡堂による小説、またはこの小説を基にした映画、テレビ時代劇、舞台作品。翻案作品ではタイトルを『銭形平次』とするものもある。

★『半七捕物帳』 (はんしちとりものちょう) http://p.tl/volY
岡本綺堂による時代小説で、捕物帳連作の嚆矢とされる。
かつて江戸の岡っ引として、化政期から幕末期に数々の難事件・珍事件にかかわった半七老人を、明治時代に新聞記者の「わたし」が訪問し、茶飲み話のうちに手柄話や失敗談を聞きだすという構成で、旧幕時代の風俗を回顧しながら探偵小説としての謎解きのおもしろさを追求する趣向の小説である。作中で「捕物帳」とは町奉行所の御用部屋にある当座帳のようなもので、同心や与力の報告を書役が筆記した捜査記録をさしている。
近代日本における時代小説・探偵小説草創期の傑作である。1917年(大正6年)博文館の雑誌「文芸倶楽部」で連載が始まり、大正年間は同誌を中心に、中断を経て1934年(昭和9年)から1937年(昭和12年)までは講談社の雑誌「講談倶楽部」を中心に、短編68作が発表された。なお登場人物が関連する外伝的な長編1作を含め計69作とみなす場合もある。