心の鏡 | 人として生きる上で大切なこと 「こころのものさし」
2014-04-24 15:30:20

心の鏡

テーマ:御法門
                        御 教 歌


         ますかがみ とがぬ時には 光なし


           ひかりなければ 物もうつらず



 どんな鏡も、磨かなければ光り輝きもなくなり、やがては曇り物を映さなくなるように、心を絶えず磨くことの大切さを教えていただいた御教歌です。


さて「ますかがみ」とありますが、江戸時代の鏡は、青銅の表面を梅酢などを使って絶えず磨いていたのだそうです。

その「ますかがみ」は、絶えず磨かないと錆(さび)がついてしまい、見えなくなってしまうということです。


そのように私達凡夫の心も、絶えず磨いていくことをしないと、煩悩という錆(さび)が「心の鏡」を曇らせ、物をきれいに映し出すことが出来なくなるのです。

仏さまは、私達の心には誰しも煩悩欲があると仰せです。


その煩悩欲に執着しすぎると、「心の鏡」が曇ってしまい、人としての振る舞いや、考え方・捉え方が間違った方向に行きやすくなるようです。

またどのように磨いていくかといいますと、

「ますかがみ」はトギ師という職人が磨いていったように、仏のみ教えに基づき我が心を磨いていきたいものです。

「人をおもいやる」「人を大事にしていける」・・・こんな心になっていきたいものです。


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