西武ドームでのライオンズ3連戦、投手陣は、ものすごく貴重な経験をしてきました。(1勝2敗)
どの投手も、血が沸騰するほどの熱い気持ちで投げました。
このシリーズが、大きく優勝に関係するゲームだったことは言うまでもありません。
そんな重圧の中、若い投手達は、よくがんばりました。

初戦に投げた吉川は、もう少しでナイスピッチングでした。
結局、初回の先頭に打たれた初球の速球が最後の最後に影響してしまいました。
あの一発のせいで、速球を投げることに慎重になっていました。
8回の勝負どころで選択したスライダーはものすごくいいコースだったが、打者が投手の心理を読み切っての狙い打ちでやられてしまいました。
しかし、春先の吉川なら、5回までもたない内容だったのに、ゲームの後半まで勝つチャンスを残す投球ができたのは(しかも、ビッグゲームで)評価できます。
もういちど、再チャレンジの機会があるので、次は、やっつけてくれるでしょう。

2戦は、ウルフが先発でした。
年齢はともかく、先発投手としては若いウルフ、大事なゲームということで少し力んでいました。
そのため、全部の球が高く、ゴロを打たせても、野手の間に飛んでいました。
立ち直りそうな感じだったが、早めの降板になってしまいました。

3戦目の先発は、中村勝でした。
絶対、勝たなければいけない(監督が言っていた)ゲームで、ちょっと苦労したが見事な投球でした。
初回は、緊張とマウンドの傾斜が合わなかったせいで、制球を乱してしまいました。
その後、ベンチでおまじないをかけてあげると(本当は、投球のテンポを上げろと言った)、勝、本来の投球にもどりました。
こういう大ゲームでは、なかなか自分を取り戻せないもんだが、いつの間にか、成長していて、ちょっとうれしかったです。

リリーバーも、がんばりました。
石井ちゃんが、またまた大活躍です。
増井が、少しやられたが、問題ありません。(宮西も、元気やで)
最近、体と気持ちの疲れから、投球が少し慎重になっていました。
3戦目の投球は、大胆で躍動感のあるいつもの増井にもどっていました。

週明けは、北海道にもどってマリーンズ3連戦です。
初戦は、武田勝が投げます。
残りゲームも少なくなり、刺激的なゲームが続きます。
この時期にわくわくできる事が、本当に幸せに感じます。(選手に感謝)

ほな、また。

秋のG1も、始まるぞ!