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4月24日、東京電力は福島第一原発の内部に放射性トリチウムが合計で3400兆ベクレルあるとの推定を発表しました。これは政府のトリチウム対策会で報告された情報で、3400兆ベクレルという数値は国の年間放出基準(3.7兆ベクレル)の900倍に匹敵するような線量となります。ちなみに、国の排出基準値は「緩すぎる」というような指摘が有識者達から出ているため、あまり信用しない方が良いでしょう。

放射性トリチウムは水との親和性が非常に高い放射性物質で、海等に流出してしまうと最終的には雨雲となって、地上に降り注ぐ可能性があると言われています。京都大学原子炉実験所の小出助教授も「トリチウムを安易に流すべきでは無い」と述べていますが、これが3400兆ベクレルも福島第一原発内部にあるのは非常に大きな脅威です。他にもセシウム、ストロンチウム、ウラン、プルトニウム等の核種も有るわけで、福島第一原発は正に地獄のような場所だと私は思います。


☆<福島第1原発>放射性トリチウムは推計3400兆ベクレル
URL http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20140424-00000085-mai-soci

引用:
毎日新聞 4月24日(木)20時43分配信
 東京電力は24日、福島第1原発1~4号機にある放射性トリチウム(三重水素)の総量は、推計で約3400兆ベクレルに上ると発表した。国が定める1基当たりの年間放出基準(3.7兆ベクレル)の900倍以上に相当する。

 政府のトリチウム対策を考える部会で試算を報告した。内訳は、溶けた核燃料などに約2500兆ベクレル▽敷地内に貯蔵されている汚染水に834兆ベクレル▽原子炉建屋やタービン建屋内の滞留水に約50兆ベクレル▽建屋地下から護岸につながるトレンチ(配管などが通る地下トンネル)の水に約46兆ベクレル--が含まれる。
:引用終了

☆◆小出裕章ジャーナル~第43回【トリチウム79万ベクレル検出】 福一、汚染水問題の今後 2013/11/02


☆地下水バイパス計画 井戸1カ所から基準超のトリチウム検出(福島14/04/17)