「報道ステーション」にもそろそろ圧力が | misaのブログ

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いつもお世話になっている「報道ステーション」について書かれた記事を見つけました。

京谷六二氏のブログ 誰も通らない裏道より抜粋します。

「週刊新潮」の「報道ステーション記事」を考える

先週発売の週刊新潮に『「テレビ朝日」看板番組の裏の顔「報道ステーション」は闇金融に手を染めた』という記事が掲載されている。

部数の大きい号での「報道ステーション」ネタに私は「おっ、来たな」と思った。

ちなみに私は「報道ステーション」を日常的にはまったく見ていない。

ただ、この番組が原発に対してそこそこ真っ当な立場で報道していることはネットからの情報で知っており、該当する部分の動画がアップされると削除される前に見るようにしている。

「このぐらいは最低限、報道しなければダメだろう」というぐらいの内容だが、マスメディア総崩れ状態のなかにあっては、残念ながらこの程度でも貴重な存在だと言える。

その「報道ステーション」が「闇金融に手を染めた」という。

何事かと思って記事を読んでみると、要は『「報道ステーション」の制作会社(古舘も役員をつとめる古舘プロジェクト)の社長が闇金融に手を染めた?』という内容で、そこから「制作会社の社長」と「?」を取ってタイトルにしているわけだ。

古舘プロジェクトの社長が10人ほどの人にカネを貸していて、貸金業法違反の可能性もある。

だが、実際にこの社長に取材すると、至極真っ当な金利で貸していることが判明。

また人数も10人ほどで、これが「闇金の帝王」という立派な呼称に値するかは微妙なところだろう。

つまり、あとはこの社長の行為が貸金業法違反かどうかの問題で、それが立件され有罪の判決が出れば罪となるわけだが、『「報道ステーション」は闇金融に手を染めた』というタイトルは、現時点での真実とはかけ離れた事実のつぎというしかない。

(それが週刊新潮の伝統的な編集テクニックなのだが)

今回の記事のネタ元が誰で、どんな経緯で掲載されたかは知る由もないが、しかしここ最近の報道ステーションの原発報道をふり返ってみると、やはり何かしらの「意図」を感じずにはいられない。

そこで、以下に私の推測を週刊誌風に書いてみよう。

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原子力ムラの虎の尾を踏んだ? 古館伊知郎

いま売りの「週刊新潮」に『「テレビ朝日」看板番組の裏の顔 「報道ステーション」は闇金融に手を染めた』という記事が掲載されている。

なんともはや、おだやかでないタイトルだ。早速、その裏を追ってみた。

「古館が虎の尾を踏んだんですよ」と声を潜めて話してくれたのは、テレビ朝日に近い関係者。

「報道ステーションは視聴率もいいし、バックに権力べったりの朝日新聞がついているから、内容も何の問題もなかったんです」

ならなぜ、今ごろ、こんなネタが出てきたのか。関係者が続ける。

「古館の原発に対するスタンスです。とくに福島第一原発については収束したというのが業界の一致した報道基準。

もはや過去の話であって、大々的に報道する必要はない。むしろこれからは、広告復活に向けて電力業界と一致協力するというのが放送関係者の基本路線です。

ところが古館が妙に原発に対して突っ張り始めたので、局のトップも心配していました……」(前出・関係者)

確かにここのところ、古館は原発に対してマスコミ的には尖ったコメントをし続けていたが、その発端となったのは、今年3月11日に放送されたスペシャル番組だった。

古館はその中でこうコメントしたのだ。

「原子力村という村が存在します。 都会はこことは違ってまばゆいばかりの光にあふれています。

そして、もう一つ考える事は、地域で主な産業では中々暮らすのは難しいという時に、その地域を分断してまでも、積極的に原発を誘致した、そういう部分があったとも考えています。

その根本を、徹底的に、議論しなくてはいけないのではないでしょうか。私はそれを強く感じます。

そうしないと今生活の場を根こそぎ奪われてしまった福島の方々に申し訳が立ちません。

私は日々の報道ステーションの中でそれを追求していきます。もし圧力がかかって番組を切られても、私はそれはそれで本望です。」

ここから「報道ステーション」でマスメディアとしては“異例の”原発報道が始まった。

これに対しては、テレビ朝日の中からも心配する声が上がったという。語るのは広告関係者。

「あの古館発言は禁句です。そもそも原子力ムラの中にはマスメディアも含まれていて多額の広告費が流れていました。

3.11後もその流れはまったく変わっていません。にもかかわらず、その秩序を乱すのは、まさに虎の尾を踏む行為です」

一方、こんな見方もある。

「それでも最初のうちは容認されていたのです。あまり踏み込みさえしなければ、この程度の番組はむしろガス抜きになるという見方もありました。

ただ、ここへきて首相官邸前での脱原発デモの規模が大きくなり、全国的な広がりを見せ始めたことで原子力ムラにも危機感が募ってきました。

その流れで「報道ステーションもそろそろ叩いておかないと」ということになったんでしょうね」(放送関係者)

では報道ステーションはどうなるのか?

「週刊新潮はもともと権力にもっとも近いメディアで、これまでも反原発運動などを叩いてその見返りに広告をもらってきました。

新聞や放送とはまた違った役割を持った権力の別働隊です。

今回は原子力ムラがそういう雑誌を使って『これ以上やったら許さないよ』というシグナルをテレビ朝日に対して送ったのでしょう。

もちろんそのことは番組関係者だってわかっています」(雑誌関係者)

今後の報道ステーションに要注目だ。

<転載終わり>

報道ステーションにもそろそろ圧力がかかり始めたのでしょうか。

古館さんたち、どうか負けないで下さい。

「モーニングバード」や「報道ステーション」「たねまきジャーナル」を応援しています。

報道は、真実を伝えるのが使命だと思います。

権力に屈しないで頑張って下さい。