日本地震前兆現象観測ネットワーク 2248 '12 11/23


①『昨日号の黒点周期とマヤ暦と太陽活動関連情報』
念の為に信頼性の高いSIDCの今後1年の黒点予測をコピさせた貰った。如何に少ないか、「太陽は居眠りをしている」「太陽は病気である」と書いた通りの現象が今起きている。黒点ピーク時の筈の今、X10級以上の大爆発現象は陰を潜めている。昔の太陽は元気だった。あの300近くの黒点数が出現したサイクル19やサイクル23末期の大爆発は、何処に行ったのだろう。太陽観測衛星が沢山、上がっているのにX10級以上の超爆発現象は全然、発生しない。


②『サイクル19』
この時の太陽は狂ったと思われる位に暴れに暴れた。「CQ」誌にもこの時の事を書いてある。「黒点激増」はもとより「磁気嵐・デリンジャー現象」の凄さ等を記した。前者の短波帯の伝搬は想像を絶する位によく飛んだ。何しろ、自分の出した電波が地球を1周も2周もした。後者の極端な落ち込みはこれまたひどく、短波帯の通信は一時、途絶してしまった。「短波帯は死んだ」と表現した筈である。衛星観測のない時代の太陽の研究は余り進んでいなかった。出版物も少なかった。たった、数冊の本や大学の公開講座等で勉強した当時が懐かしい。今、探したら、昭和46年2月出版の「太陽をとらえる(小野実・秦茂・水垣和夫共著、1000円)」。昭和51年8月出版の「太陽黒点の予言(須田瀧雄著、1200円)」が見つかった。これ以降、サイクル19~24の66年間、実際に電波を発射してフレア、黒点、磁気嵐、デリンジャー現象、電離層、異状伝播等を研究している。


③『SIDCの今後12ヶ月の黒点数の予測値』
データ日: 20121123 (UT)
2012年11月 70
2012年12月 72
2013年01月 73
2013年02月 75
2013年03月 75
2013年04月 76
2013年05月 75
2013年06月 74
2013年07月 73
2013年08月 72
2013年09月 70
2013年10月 69
来年4月当たりががピークで黒点数は76、以降は漸減。


④『Nict(情報通信研究機構)発表の太陽の活動度指数』
11月22日の黒点数は64、10月の月平均値は53。(多い時は月で約180以上、日では300近くあり)
11月22日の太陽黒点総面積は650。(10倍以上に広くなる事もあり、単位は太陽視半径の面積の100万分の1を用いる)
11月22日のf10.7は128。(2.8ギガヘルツの太陽電波強度。単位は太陽フラックスユニット)
11月22日の地磁気K指数合計は1、最大のK指数は1。(最大は9)
短波伝搬予測の、11月~1月の黒点予報値は夫々、70、72、73です。(多い時は200以上)
以上を見ても太陽活動が異状に低調なのが判る。今は活動期のピーク、黒点最大期。だから居眠りをしていると書いている。


⑤『人間社会の居眠り』
過去のブログには、私の居眠りを記してある。井戸ラドンの放射線計の1日の締め切りが23:59だからで、それより早く寝ることは出来ない。その後、新情報をも加えてアップするので毎日眠くてしようがない。ネットを見ると眠気が地震前兆だと書いている人がいる。もしそうなら、毎日、大きな地震が発生する筈である。なぜか、今日はやけに眠い。


⑥『続、人間社会の居眠り』
旧聞、産経抄(5/1)から少し引用させて貰う。▼国内線機長が居眠りをしていた事が分かり、数年前大騒ぎになった事がある。たまたま、業務検査の為、コックピットにいた国土交通省の職員が気付いた。自動操縦中で、飛行に影響がなかったのが幸いだった。▼京都府亀岡市で先月、小学生の女児2人と妊娠7ヶ月の女性の命を奪った無免許運転の少年は、事故当時居眠り状態だった。群馬県藤岡市の関越自動車道で起きた、乗客7人が死亡する惨事も、ツアーバスの運転手の居眠り運転が原因と見られている。▼大阪市の橋下市長が講演中に居眠りしていた職員を立たせ一喝したそうだ。その後「頑張って挽回してよ」と声をかける気配りを見せた。▼略、人の命を預かる仕事の従事者は肝に銘じて欲しい。


⑦『井戸ラドン』
21日は2245、22日は2305、23日は2367カウント。