災害時の避難所の見直し計画のパブリックコメントを募集します。三重大学、三重県、市役所との恊働で素案を作り、６月から２ヶ月間にわたって、各地域に出向いて意見交換を進めてきた、伊勢市指定避難所見直し計画案がようやくできあがりました。　昨年の東日本大震災では、みなさんご承知の通り、行政から指定されている避難所に逃げた方が命を落とされたケースが少なくありませんでした。　


昨年の三重県の発表した津波ハザードマップから見ても、伊勢市は沿岸部を長く抱え、また逃げる場所が限定されています。　これまで保育所や幼稚園などの防災体制は破損防止のガラスフィルム、緊急地震速報器の設置などを、そして今年度に小中学校の屋上に上ることが出来る外付けの階段を14校整備していますが、いまだ沿岸部の住民の皆さんの不安を取り除くまでにはいたっていません。


今回の避難所の見直し案については、まず安心して逃げることが出来る場所かどうかを知る為に進めてきて、津波緊急避難所、通常の避難所、自治会指定避難所という３つの区分に分けて、情報を共有できるように進めていきます。　また津波発生時には、より早く、より高く、より遠く逃げていくことを前提に避難訓練を重ねて実施をして頂きたいと思いますが、行政としても沿岸部の逃げる場所についてもさらに対策をしていきたい考えています。


また自然災害時に弱者となりうる小さなお子さんや障がいのある方々、そしてご家族の方にとっては、本当に逃げられるのか、ご心配を頂いていると思います。　ぜひ今回のパブリックコメントにもご意見を多数頂けるようよろしくお願いします。


■伊勢市パブリックコメント
http://www.city.ise.mie.jp/2692.htm


現在、地球温暖化防止計画、人権施策基本方針、景観計画の変更（二見地区）についても募集していますので、こちらもよろしくお願いします。