●長押(なげし)
★和室の基礎知識 和室の部材名称 http://p.tl/jYK4
★京町家改修用語集 長押とは?(なげし 写真入)http://p.tl/J5WQ
★なげし【▽長▽押】 http://p.tl/CTb3
日本建築で、柱から柱へと水平に打ち付けた材。もとは柱を連結する構造材であったが、貫(ぬき)が用いられるようになってから装飾化した。
取り付ける位置によって、地長押・腰長押・内法(うちのり)長押・蟻壁(ありかべ)長押・天井長押などがある。
1.長押 http://p.tl/RpX5
... 敷居下の縁板(えんいた)下に取り付ける切目(きりめ)長押、内法長押の裏側の縁(えん)寄りに取り付けられる縁長押などに分けられる。なお、内法長押がもっとも一般的なので、これを単に長押ということが多い。 ...
2.大分(県) - 社会・文化 http://p.tl/mJ8f
... 宝相華(ほうそうげ)、唐草(からくさ)などが、来迎(らいごう)壁には浄土曼荼羅(まんだら)が、長押(なげし)の一枚板には仏菩薩、明王(みょうおう)、天部、天人らがそれぞれ極彩色で描かれている。 ...
3.押入れ http://p.tl/9Xql
... 高さは一般に床から内法長押(うちのりなげし)までで1.8メートル程度である。内部は、ほぼ中央に棚を設け、上下2段にする。ときには、その上の小壁部分にも同じ構造をもつ1段の物入れをつくる。 ...
4.書初め http://p.tl/sIbu
... これを小正月(こしょうがつ)まで長押(なげし)などに貼(は)っておき、小正月には持ち寄ってどんど焼の火で焼く。その燃えかけが空中に高くあがると「手があがる」(字が上手になる)といって喜ぶ風がある。 ...
5.カジュラーホ http://p.tl/AsCn
... 本尊を安置する神殿は上部が高い塔(シカラ)になっているのが特色で、内部は柱頭、長押(なげし)、天井などに彫像や装飾彫刻が埋められている。寺院の外壁は神像をはじめさまざまな姿態の男女の彫像で覆われ ...
6.桂離宮(かつらりきゅう) http://p.tl/XMi2
... 長押(なげし)が用いられるのは新御殿だけであり、それぞれ独特のたたずまいを示している。 また桂離宮では、面皮(めんかわ)柱などの心持(しんもち)材はひび割れを防ぐための背割(せわり)がすでに行わ ...
7.壁代(かべしろ) http://p.tl/GgvI
公家調度で屏障具(へいしょうぐ)の一種。寝殿造の母屋(もや)と廂(ひさし)の境に長押(なげし)より垂らす。表面に御簾(みす)をかけ、そのすぐ裏にかけて、人目を遮るためや寒さを防ぐ目的に用いた。 ...
8.蚊帳(かや) http://p.tl/eHgD
... 部屋の四隅には、長押(なげし)や、鴨居(かもい)あるいは柱に曲がった釘(くぎ)を打ち、これに蚊帳の吊り紐(丸打ちの組み紐)の先につけた丸環をかけて、吊る。 ...
9.木割(きわり) http://p.tl/nz49
建物の各部材の寸法やその組合せを比例によって定める方式。... その10分の1ないし12分の1を柱の太さに決め、この柱の太さの何割かで長押(なげし)、貫(ぬき)、桁(けた)、垂木(たるき)などの寸法を決める。また、垂木を何本柱間に配するか支割を決めて柱間寸法を考え ...
10.釘隠(くぎかくし) http://p.tl/ioeN
長押(なげし)や扉に打った釘の頭を隠すためにつけた木製や金属製の飾り。古くは半球状のものが多く、唄(ばい) ... 平安時代中期からは長押の釘隠に花弁形の四葉や六葉の座がつくようになり ...
11.黒書院 http://p.tl/IKDw
表向きの書院、白書院に対しての語で、黒書院は内向きの書院をいう。白書院は白木造の書院から出た名で、柱、長押(なげし)、天井など部材はきれいに仕上げた角材を用い、障壁画(しょうへきが)も彩色画や水墨画になる。黒書院は黒木造の書院の意味で ...
12.削掛(けずりかけ) http://p.tl/jF56
木片を刃物で削りかけの状態にした、呪術(じゅじゅつ)的または信仰的な飾り物。... 農作物の豊作を予祝するためにつくる所が多く、神棚、仏壇、大黒柱、長押(なげし)、堆肥(たいひ)の上、墓などに飾る。アイヌが熊送りのときに立てるイナウと称する幣束(へいそく)も削掛の一種である。 ...
13.小壁(こかべ) http://p.tl/xeY0
... 内法(うちのり)材(鴨居(かもい)またはその上に通る長押(なげし)など)より上にある壁をいう。これに準じて洋風建築でも額(がく)長押(出入り口鴨居とほぼ同じ高さで内壁面に通す水平材)から上の部分を ...
14.残月亭(ざんげつてい) http://p.tl/SOBg
... 利休の色付書院は、二畳の上段と四畳の中段を備えていながら、長押(なげし)がなく、天井も低く、化粧屋根裏が組み入れられたりして、穏やかな構成がくふうされており ...
15.集成材 http://p.tl/RW4T
... とくに柱や長押(なげし)、鴨居(かもい)など内装造作材は日本特有のものである。諸外国では構造用が主体で、その断面が大きく、防火上の安全性が高いことからheavy timber construction(重木構造)とよばれる ...
16.修学院離宮(しゅがくいんりきゅう)http://p.tl/vTfD
... 床、違い棚の貼付(はりつけ)壁や襖(ふすま)は色紙を貼り並べ、長押(なげし)には七宝(しっぽう)の花車の釘隠(くぎかくし)が打たれるなど、華麗な意匠をみせる。 ...
17.住宅 http://p.tl/oKfu
... 内法長押の上は白土壁にするのが一般的な手法であるが、内法長押下を白土塗りにすることは少なかった。近世の初めには、白土塗りであった内法上の小壁も絵画あるいは唐紙で飾られることが多くなり ...
18.数寄屋造(すきやづくり) http://p.tl/hOio
... 書院には面皮柱が使われたり長押(なげし)が省略されているものの、数寄屋的手法は濃厚ではない。これに対して新御殿では長押を面皮とし、襖引手(ふすまひきて)や長押釘隠(くぎかくし)の意匠は奔放で ...
19.簾(すだれ) http://p.tl/XQn9
この名は「簀垂(すだ)れ」からおこったとみる説と、住むところの巣(す)の出入口に垂れ下げて風雨湿気を避けたのでという説がある。細い茎の葦(あし)や竹を細かく割ってつくった「ひご」を簀のように糸で編んでつくった屏障(へいしょう)具。外部から見えないよう、また強い外光よけや室内の仕切りに用いるが、通風性がよく、涼しい気分になるので、 ...
20.建具(たてぐ) http://p.tl/6qJJ
... 平安時代までは、板扉は構造材である長押(なげし)に取り付けられていたが、桟唐戸の場合には藁座(わらざ)とよばれる軸受を貫(ぬき)に打ち付けている。この桟唐戸はおもに寺院建築に使われている。 ...
21.玉虫厨子(たまむしずし) http://p.tl/4rcr
... 長押(なげし)、柱、框(かまち)などには唐草(からくさ)文を透(すかし)彫りした精巧な金銅製金具を付すが、宮殿部の金具の下に玉虫の翅鞘(ししょう)が張り巡らされてあったところからこの名があり ...
22.土台(どだい) (建築) http://p.tl/Tx-e
... 日本の木造建築は土台を用いず、柱は礎石の上に独立して立て、脚部は貫(ぬき)または長押(なげし)でつなぐのが伝統工法であったが、地震などに対しては土台を使用することが有利であることが判明し ...
23.日本美術 - 平安時代 http://p.tl/G9QC
... 洗練され均整のとれた造形、円満な相好はよくこの時代の好みを表し、堂内の長押(なげし)には割矧(わりはぎ)造による四十余体の雲中供養菩薩像がかけられた。定朝の系統は円派、院派 ...
24.貫(ぬき) (木造建築)http://p.tl/bS8r
... 古代には、柱と柱を結び付けるのに長押(なげし)を使い、貫は柱の頂部をつなぐ頭貫(かしらぬき)だけであった。中世の初めに長押にかわって貫で柱をつなぐ唐様(からよう)・天竺(てんじく)様の二様式が伝わっ ...
25.白鳳美術(はくほうびじゅつ) http://p.tl/-y46
... 法隆寺の壁画は、金堂の大小12面と、長押(なげし)上の飛天を描いた20の小壁、さらに近年五重塔から発見されたものよりなるが、金堂の四方四仏浄土・諸菩薩図の12面は、1949年(昭和24)の火災で大きな損傷を受け ...
26.はたき http://p.tl/uOdx
... はたきの出現は、一般住宅の中で、とくに桟にちりのたまりやすい障子(しょうじ)や長押(なげし)などが多く使われるようになったことと関係が深い。それ以前は羽箒(はねぼうき)で ...
27.表装 http://p.tl/y_go
... 室町時代には書院造が完成して、それまで長押(なげし)にかけられた掛物が床の間にかけられるようになると、舶載の貴重な裂などを使用した多様な形式が発達した。 ...
28.平等院 http://p.tl/oV4G
... 堂内の長押(なげし)上の小壁には奏楽・歌舞をなす51躯(く)の雲中供養菩薩(ぼさつ)像(国宝)がかけられている。扉と板壁の「九品来迎(くほんらいごう)図」「日想観図」など壁扉(へきひ)画(14面、国宝) ...
29.塀 http://p.tl/T0r8
... [執筆者:中村 仁] 源氏塀 軽快な屋根をもち、腰長押の下部に簓子板または羽目板(はめいた)を、腰長押の上部に塗り壁や窓をつけたもので、数寄屋(すきや)造のほか一般の住宅にも使われている。 ...
30.法界寺 http://p.tl/tpIY
... また、内陣長押(なげし)上部の漆喰(しっくい)壁に描かれた飛天図など23面の壁画(国宝)は絵画史上貴重なもの。1月14日に行われる修正会(しゅしょうえ)の裸踊りは有名。 ...
31.忘筌(ぼうせん) http://p.tl/68xx
京都・大徳寺塔頭(たっちゅう)孤篷庵(こほうあん)の客殿(本堂)に造り込まれた座敷
... 角柱に内法長押(うちのりなげし)を打ち、張付壁、高欄(こうらん)付の広縁と落縁(おちえん)を備えた構成は ... 床(とこ)にも室内と一線に長押を打ち回して上昇感を抑え、きゃしゃな砂摺(す ...
32.密庵(みったん) http://p.tl/9jn5
京都・大徳寺塔頭(たつちゆう)竜光院の書院に接続された四畳半台目(だいめ)の茶室で、小堀遠州の好みと伝えられる。... 柱は、面皮、丸太、角柱を取り混ぜ、一部に長押(なげし)を取り付け、釘隠(くぎかくし)を打ち、壁は水墨画を描いた張付壁であるから、書院造の意匠を基調としている。 ...
33.欄間(らんま)http://p.tl/vESC
日本建築で、戸口の鴨居(かもい)あるいは内法長押(うちのりなげし)と天井との間に設けた開口部。採光、通風、装飾などの目的から、この部分に障子や組物、あるいは透(すかし)彫りや彫刻の板などをはめ込む。 ...
★和室の基礎知識 和室の部材名称 http://p.tl/jYK4
★京町家改修用語集 長押とは?(なげし 写真入)http://p.tl/J5WQ
★なげし【▽長▽押】 http://p.tl/CTb3
日本建築で、柱から柱へと水平に打ち付けた材。もとは柱を連結する構造材であったが、貫(ぬき)が用いられるようになってから装飾化した。
取り付ける位置によって、地長押・腰長押・内法(うちのり)長押・蟻壁(ありかべ)長押・天井長押などがある。
1.長押 http://p.tl/RpX5
... 敷居下の縁板(えんいた)下に取り付ける切目(きりめ)長押、内法長押の裏側の縁(えん)寄りに取り付けられる縁長押などに分けられる。なお、内法長押がもっとも一般的なので、これを単に長押ということが多い。 ...
2.大分(県) - 社会・文化 http://p.tl/mJ8f
... 宝相華(ほうそうげ)、唐草(からくさ)などが、来迎(らいごう)壁には浄土曼荼羅(まんだら)が、長押(なげし)の一枚板には仏菩薩、明王(みょうおう)、天部、天人らがそれぞれ極彩色で描かれている。 ...
3.押入れ http://p.tl/9Xql
... 高さは一般に床から内法長押(うちのりなげし)までで1.8メートル程度である。内部は、ほぼ中央に棚を設け、上下2段にする。ときには、その上の小壁部分にも同じ構造をもつ1段の物入れをつくる。 ...
4.書初め http://p.tl/sIbu
... これを小正月(こしょうがつ)まで長押(なげし)などに貼(は)っておき、小正月には持ち寄ってどんど焼の火で焼く。その燃えかけが空中に高くあがると「手があがる」(字が上手になる)といって喜ぶ風がある。 ...
5.カジュラーホ http://p.tl/AsCn
... 本尊を安置する神殿は上部が高い塔(シカラ)になっているのが特色で、内部は柱頭、長押(なげし)、天井などに彫像や装飾彫刻が埋められている。寺院の外壁は神像をはじめさまざまな姿態の男女の彫像で覆われ ...
6.桂離宮(かつらりきゅう) http://p.tl/XMi2
... 長押(なげし)が用いられるのは新御殿だけであり、それぞれ独特のたたずまいを示している。 また桂離宮では、面皮(めんかわ)柱などの心持(しんもち)材はひび割れを防ぐための背割(せわり)がすでに行わ ...
7.壁代(かべしろ) http://p.tl/GgvI
公家調度で屏障具(へいしょうぐ)の一種。寝殿造の母屋(もや)と廂(ひさし)の境に長押(なげし)より垂らす。表面に御簾(みす)をかけ、そのすぐ裏にかけて、人目を遮るためや寒さを防ぐ目的に用いた。 ...
8.蚊帳(かや) http://p.tl/eHgD
... 部屋の四隅には、長押(なげし)や、鴨居(かもい)あるいは柱に曲がった釘(くぎ)を打ち、これに蚊帳の吊り紐(丸打ちの組み紐)の先につけた丸環をかけて、吊る。 ...
9.木割(きわり) http://p.tl/nz49
建物の各部材の寸法やその組合せを比例によって定める方式。... その10分の1ないし12分の1を柱の太さに決め、この柱の太さの何割かで長押(なげし)、貫(ぬき)、桁(けた)、垂木(たるき)などの寸法を決める。また、垂木を何本柱間に配するか支割を決めて柱間寸法を考え ...
10.釘隠(くぎかくし) http://p.tl/ioeN
長押(なげし)や扉に打った釘の頭を隠すためにつけた木製や金属製の飾り。古くは半球状のものが多く、唄(ばい) ... 平安時代中期からは長押の釘隠に花弁形の四葉や六葉の座がつくようになり ...
11.黒書院 http://p.tl/IKDw
表向きの書院、白書院に対しての語で、黒書院は内向きの書院をいう。白書院は白木造の書院から出た名で、柱、長押(なげし)、天井など部材はきれいに仕上げた角材を用い、障壁画(しょうへきが)も彩色画や水墨画になる。黒書院は黒木造の書院の意味で ...
12.削掛(けずりかけ) http://p.tl/jF56
木片を刃物で削りかけの状態にした、呪術(じゅじゅつ)的または信仰的な飾り物。... 農作物の豊作を予祝するためにつくる所が多く、神棚、仏壇、大黒柱、長押(なげし)、堆肥(たいひ)の上、墓などに飾る。アイヌが熊送りのときに立てるイナウと称する幣束(へいそく)も削掛の一種である。 ...
13.小壁(こかべ) http://p.tl/xeY0
... 内法(うちのり)材(鴨居(かもい)またはその上に通る長押(なげし)など)より上にある壁をいう。これに準じて洋風建築でも額(がく)長押(出入り口鴨居とほぼ同じ高さで内壁面に通す水平材)から上の部分を ...
14.残月亭(ざんげつてい) http://p.tl/SOBg
... 利休の色付書院は、二畳の上段と四畳の中段を備えていながら、長押(なげし)がなく、天井も低く、化粧屋根裏が組み入れられたりして、穏やかな構成がくふうされており ...
15.集成材 http://p.tl/RW4T
... とくに柱や長押(なげし)、鴨居(かもい)など内装造作材は日本特有のものである。諸外国では構造用が主体で、その断面が大きく、防火上の安全性が高いことからheavy timber construction(重木構造)とよばれる ...
16.修学院離宮(しゅがくいんりきゅう)http://p.tl/vTfD
... 床、違い棚の貼付(はりつけ)壁や襖(ふすま)は色紙を貼り並べ、長押(なげし)には七宝(しっぽう)の花車の釘隠(くぎかくし)が打たれるなど、華麗な意匠をみせる。 ...
17.住宅 http://p.tl/oKfu
... 内法長押の上は白土壁にするのが一般的な手法であるが、内法長押下を白土塗りにすることは少なかった。近世の初めには、白土塗りであった内法上の小壁も絵画あるいは唐紙で飾られることが多くなり ...
18.数寄屋造(すきやづくり) http://p.tl/hOio
... 書院には面皮柱が使われたり長押(なげし)が省略されているものの、数寄屋的手法は濃厚ではない。これに対して新御殿では長押を面皮とし、襖引手(ふすまひきて)や長押釘隠(くぎかくし)の意匠は奔放で ...
19.簾(すだれ) http://p.tl/XQn9
この名は「簀垂(すだ)れ」からおこったとみる説と、住むところの巣(す)の出入口に垂れ下げて風雨湿気を避けたのでという説がある。細い茎の葦(あし)や竹を細かく割ってつくった「ひご」を簀のように糸で編んでつくった屏障(へいしょう)具。外部から見えないよう、また強い外光よけや室内の仕切りに用いるが、通風性がよく、涼しい気分になるので、 ...
20.建具(たてぐ) http://p.tl/6qJJ
... 平安時代までは、板扉は構造材である長押(なげし)に取り付けられていたが、桟唐戸の場合には藁座(わらざ)とよばれる軸受を貫(ぬき)に打ち付けている。この桟唐戸はおもに寺院建築に使われている。 ...
21.玉虫厨子(たまむしずし) http://p.tl/4rcr
... 長押(なげし)、柱、框(かまち)などには唐草(からくさ)文を透(すかし)彫りした精巧な金銅製金具を付すが、宮殿部の金具の下に玉虫の翅鞘(ししょう)が張り巡らされてあったところからこの名があり ...
22.土台(どだい) (建築) http://p.tl/Tx-e
... 日本の木造建築は土台を用いず、柱は礎石の上に独立して立て、脚部は貫(ぬき)または長押(なげし)でつなぐのが伝統工法であったが、地震などに対しては土台を使用することが有利であることが判明し ...
23.日本美術 - 平安時代 http://p.tl/G9QC
... 洗練され均整のとれた造形、円満な相好はよくこの時代の好みを表し、堂内の長押(なげし)には割矧(わりはぎ)造による四十余体の雲中供養菩薩像がかけられた。定朝の系統は円派、院派 ...
24.貫(ぬき) (木造建築)http://p.tl/bS8r
... 古代には、柱と柱を結び付けるのに長押(なげし)を使い、貫は柱の頂部をつなぐ頭貫(かしらぬき)だけであった。中世の初めに長押にかわって貫で柱をつなぐ唐様(からよう)・天竺(てんじく)様の二様式が伝わっ ...
25.白鳳美術(はくほうびじゅつ) http://p.tl/-y46
... 法隆寺の壁画は、金堂の大小12面と、長押(なげし)上の飛天を描いた20の小壁、さらに近年五重塔から発見されたものよりなるが、金堂の四方四仏浄土・諸菩薩図の12面は、1949年(昭和24)の火災で大きな損傷を受け ...
26.はたき http://p.tl/uOdx
... はたきの出現は、一般住宅の中で、とくに桟にちりのたまりやすい障子(しょうじ)や長押(なげし)などが多く使われるようになったことと関係が深い。それ以前は羽箒(はねぼうき)で ...
27.表装 http://p.tl/y_go
... 室町時代には書院造が完成して、それまで長押(なげし)にかけられた掛物が床の間にかけられるようになると、舶載の貴重な裂などを使用した多様な形式が発達した。 ...
28.平等院 http://p.tl/oV4G
... 堂内の長押(なげし)上の小壁には奏楽・歌舞をなす51躯(く)の雲中供養菩薩(ぼさつ)像(国宝)がかけられている。扉と板壁の「九品来迎(くほんらいごう)図」「日想観図」など壁扉(へきひ)画(14面、国宝) ...
29.塀 http://p.tl/T0r8
... [執筆者:中村 仁] 源氏塀 軽快な屋根をもち、腰長押の下部に簓子板または羽目板(はめいた)を、腰長押の上部に塗り壁や窓をつけたもので、数寄屋(すきや)造のほか一般の住宅にも使われている。 ...
30.法界寺 http://p.tl/tpIY
... また、内陣長押(なげし)上部の漆喰(しっくい)壁に描かれた飛天図など23面の壁画(国宝)は絵画史上貴重なもの。1月14日に行われる修正会(しゅしょうえ)の裸踊りは有名。 ...
31.忘筌(ぼうせん) http://p.tl/68xx
京都・大徳寺塔頭(たっちゅう)孤篷庵(こほうあん)の客殿(本堂)に造り込まれた座敷
... 角柱に内法長押(うちのりなげし)を打ち、張付壁、高欄(こうらん)付の広縁と落縁(おちえん)を備えた構成は ... 床(とこ)にも室内と一線に長押を打ち回して上昇感を抑え、きゃしゃな砂摺(す ...
32.密庵(みったん) http://p.tl/9jn5
京都・大徳寺塔頭(たつちゆう)竜光院の書院に接続された四畳半台目(だいめ)の茶室で、小堀遠州の好みと伝えられる。... 柱は、面皮、丸太、角柱を取り混ぜ、一部に長押(なげし)を取り付け、釘隠(くぎかくし)を打ち、壁は水墨画を描いた張付壁であるから、書院造の意匠を基調としている。 ...
33.欄間(らんま)http://p.tl/vESC
日本建築で、戸口の鴨居(かもい)あるいは内法長押(うちのりなげし)と天井との間に設けた開口部。採光、通風、装飾などの目的から、この部分に障子や組物、あるいは透(すかし)彫りや彫刻の板などをはめ込む。 ...