思い上がり | 元プロ野球選手がニュースから考えてみる

思い上がり

IPS細胞の虚偽について問題になっています。


今朝も、たまたま観ていた番組で、当人の記者会見の模様が流れていました。


どう観ても、当人サイドに何らかの問題があるのは確かでしょう。


でもそれ以上に私が目についたのは 質問する記者の方々の態度。
本当に酷かった。
もう、弱いもの苛めとしか見えませんでしたね。


実に品がないと言うか・・・


当人の非は明らかです。話している内容も支離滅裂ですよ。

でもね、あくまでフェアに接するのがルールではないでしょうか。


客観的に、ありのままの事実を我々に伝えるのがメディアではないかと
私は思っています。

あまりに感情が入ってしまうのも如何なものかと。


彼らは自分達が正義の味方とでも思っているんでしょうかね?
世間の声を代表しているとでも思っているんでしょうか?

だとすれば思い上がりもいいとこです。


其の番組の記者あがりのコメンテーターの方が、
「私も記者時代に先走りして誤報をしてしまい、更迭になったことがある。
ただ一番の話題だったし、どうしても・・・・」と話していました。


私には彼が、今回誤報を報じた新聞社を擁護するように聞こえました。

そんなの唯の言い訳でしょう。


記事の裏をとるのは当然です。

それを確認せずに流したのであれば問題ですから。


ただ別にどうしても新聞がなければ生きていけないわけではありません。

今はネットもあるので、何とでもなりますしね。
もっとフラットで質の高い、しかもフリーのサイトは沢山ありますから。


ただ念のため言えば、私の知り合いの記者の方はジャーナリズムを持っています。
自分の仕事に誇りを持っています。


例え取材先が大物であろうと、おかしいものはおかしいと
言える人たちです。