作り帯の作り方 | 着物と暮らす

作り帯の作り方

お持ちの帯を切らずに作り帯にする方法です。


とっても簡単。たたんで数カ所糸で縫い止めるだけ。


糸を外せばまた元の帯に戻ります。


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(作り方)


下図のように帯を置いてください。

まず(1)の所を折ります。(山折りです)


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次に(2)(3)を折ってお太鼓を作ります。

柄があるときは良い位置に出るように折り位置を調節します。


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(4)のあたりで二つ折りします。

折った先(手)はお太鼓をくぐります。


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こんな感じ↓

このときに柄がちゃんと前身頃に収まっているか

確認します。

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(4)の部分に紐を付けます。

少し斜めにすると着たときの収まりがいいです。


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紐を付けたところ↓


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紐は(4)とお太鼓の後ろに付けます。

太めの針で太めの糸でしっかりつけます。

帯によっては芯が入っていてかたい物もありますので

けがをしないように気を付けてくださいね。

針が通りにくい時は、目打ちで針穴を開けます。


お太鼓の上部に気持ちタックを取って縫い止めると

自然な丸みが出ます。


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出来上がり!


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紐は腰ひもを2つに切って使います。

帯と同系色の木綿などで作ると目立ちません。

紐が下に付けたのは、上部には帯揚げや帯枕

の紐があるので下部にあった方が安定するためです。(^^)



締めるとこんな感じです↓

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