先週の雪以来、底冷えのする日

続いていますね。


今日の練習場でも、冷たい強風が

吹いていました。それも、やや左からの

フォローの風。この条件は、絶好の

教材だと考え、風対策の練習を

してみました。


フォローの風では、ピンまでの、

または、グリーンに乗せる距離合わせが

大変です。


100ヤード先のピンに対して、

小さめのクラブで風に乗せるか?、

大きめのクラブで抑えて打つか?


選択肢は2つありますが、

私は、後者の方が確実だと思います。


なぜなら、小さいクラブで風に

乗せるのは、かなり風任せに

なるためです。風の強弱によって

距離感が決まってしまい、下から

吹き上げるようなフォローだと

大オーバーの結果にもなりかねません。


そこで、大きめのクラブでコントロール

したスウィングになるわけですが、

これが実は難しいのですが、調整練習

として、とても勉強になるのです。


私個人のケースですが、強いフォローの

風で100ヤード先のピンを狙う場合、

PWを指1本分短く握り、

8割スウィングを心がけます。


8割というのは、スウィング幅を抑えて、

インパクトをフルスウィングより弱くし、

距離を抑えるのです。


約10ヤードくらい抑えることになる

のでしょうか。


でも注意したいのは、前回ブログ

にも書きましたが、インパクトを

緩めるのではありません。


スウィング中に握りの強弱をつけ、

インパクトで緩めれば、

大ショートします。


そんなポイントを踏まえながら

練習したのですが、

寒さのためもあり、悲惨な

結果でした。

スウィングの欠点が、こういう

厳しい条件では、丸裸に

なるということです。


距離を抑え、風の影響を受けにくく

するわけですから、

ローボールを打つわけです。


ローボールといってもプロテクほどの

技術があるわけではないため、

高さを5m強低くし、風の影響を

少なくするくらいです。


しかもスウィングがコンパクトに

なりますから、落とし穴が沢山。


先ず、この寒い中、肩を十分に

入れること。8割と言っても、

肩の入りはフルスウィングと

ほぼ同じです。それで、

打ち急がない。しっかりと

タメてからダウンスウィングへ。


そして、インパクトを緩めない。


これだけ気をつけても、2種類の

ミスが出ました。


1つは、体が起き上がってフェースが

開く、右手前への大ショート!


スライスボールで球が左から流され

ました。


もう1つは、腰の開きが早い(引ける)

のと、その遅れをフェースを急に

返して反応する引っかけのミスです。


これは、左奥へかなりオーバー!


コースでは、トラブルになりやすい

球です。


でもこの2つのミスを冷静になって

考えますと、1つのことに帰結

したのです。


つまり、腰の開きが早すぎるために

体の起き上がり、フェースの急な

返しが起こっていることなんです。


要は、上半身や手では打ち急いで

いないけれど、下半身が

スウィングを急ぎすぎているようでした。


ここが、8割スウィングの難しさ

ではないかと感じました。


フルスウィングほどトップが

大きくないため(短く握っている分)、

肩をしっかり入れていかないと、

下と上のねじりのパワーが利かず、

腕の振りが遅れやすくなるようです。


特に冬場は、肩の入りが甘くなりがち。


遅れるため、体を伸ばして

飛ばそうとしたり、手首をこねて

振り遅れを解消しようとしたり・・・・。


これでは、方向も距離も合いません。


それくらい冬場の肩の動きは

心してかからないと、小さく

縮こまりがちです。そこから

悪い芽が出てしまう。


そういうことに気づきながら、

この8割スウィングを何度も

打ちましたが、最後、フィニッシュ

からのクラブの戻しで、左わきが

しっかり締まり、クラブが体の

中央にしっかり収まっている

時(厳密に言えば、グリップエンドが

左内ももの付け根を指す=アドレス

の時の位置関係と同じ)は、

8割スウィングは成功でしたし、

ピンへの距離は

大体合っていました。


何も難しいことではなく、体と腕を

同調させてインパクト、フォロー、

フィニッシュを迎えること。


そんな基本が試されているのですね。


冬場の悪条件を逆利用して

スウィングを調整しようと思いました。