●地車(だんじり)●山車(だし)●だんじり
★地車  歴史民俗用語辞典
読み方:ジグルマ(jiguruma)
重い物を運ぶのに用いる車。車体が低く、四輪ある。
四輪の車体が低い車で、重い荷物を運ぶために用いられた。

★地車(だんじり)   http://p.tl/kymM
 地車(だんじり)は、神社の祭礼で用いられる屋台。一般的には「山車」と呼ばれるが、主に関西地方においてはこう呼ぶ。
大小2つに分かれた独特の破風屋根を持つ曳き山で、彫刻の装飾が施されている。
主に欅(ケヤキ)を用いて造られており、コマには松が用いられる。
装飾など以外には釘は使用されておらず、宮大工の技術が用いられている。他のだんじり同様、平仮名で表記されることも多く、地車は当て字であると考えられている。

★大阪(府) - 社会・文化   http://p.tl/erxS
... なかでも岸和田市の地車祭(だんじりまつり)(9月)は豪快さで知られる。また堺市の「堺まつり」(10月第3日曜)は南蛮行列を連ねて往年の南蛮文化を誇る祭りとしてにぎわう。 ...

★山車(だし) http://p.tl/2vSa
... 東日本では山車、屋台などとよび、西日本では笠(かさ)鉾、山笠、山鉾、楽車(だんじり)(車楽、地車、壇尻、段尻とも書く)、曳山(ひきやま)などとよぶことが多い。これらは笛、太鼓 ...

★祭囃子(まつりばやし) http://p.tl/GJrY
... 大阪地方は天神祭(てんじんまつり)系の地車(だんじり)囃子で笛はないが大太鼓と双盤(そうばん)ですこぶるにぎやかである。関東は天下祭(てんかまつり)とよばれた山王(さんのう)祭 ...

★地車名鑑   http://p.tl/P3OL
当「地車名鑑」では大阪府内で祭礼時に曳行されている「地車」(だんじり)のデータを 収集し一元管理することを目的としています.

★泉州だんじり行脚    http://p.tl/vjNq
★堺のだんじり -堺地車- http://p.tl/7Bcj
★地車型分け図鑑:分類の難しい地車 http://p.tl/axIl
★地車工匠事典   http://p.tl/ZRAm
★地車型分け図鑑  http://p.tl/Qgqh
★御厨地車(みくりだんじり)  http://p.tl/RyUb
★千鳥会地車紀行本館   http://p.tl/bDKx
★桝矢地車祭    http://p.tl/Dw3C
★住吉神社地車会  http://p.tl/AAWo
★だんじり三番館  http://p.tl/IZFV
★神戸のだんじり  http://p.tl/9IKG
★地車囃子(だんじりばやし) http://p.tl/DlQu
 地車囃子(だんじりばやし)とは、地車曳行の際に演奏される祭囃子のことであるが、何らかの事情で山車(地車)を保有していない大阪市北部を中心とした地域などで、地車とは独立した音楽として舞台や櫓(矢倉)、さらに船渡御の船等において「へたり」で演奏・奉納される祭囃子のことでもある。「へたり」とは(舞台・櫓で)座り(=へたり)込んで叩くという意で、曳行での演奏とは対をなす表現。また、曳行後、舞台・櫓において「へたり」での演奏・奉納がなされる場合も少なくはない。一般には「地車」と「地車囃子」という音楽とは分かちがたいものであるが、一方で、これも一般には大阪天満宮の天神祭等の代表的音楽として「地車囃子」は定着している。地車囃子の組曲としての完成度の高さこそが、曳行するだけで組曲にはなりえていない地車の音楽との、もっとも大きな違いなのである。こうして、祭礼のとき以外に、結婚式、葬式などはもちろん、オリンピックの誘致活動、なかにはプロのボウリング・トーナメントの開会式などで演奏されることもあり、さらにはゲリラ・ライブを敢行する保存会や講・連もある。
岸和田だんじり祭に代表される泉州地域のだんじり祭の地車囃子は、きざみと呼ばれる調子を除き、一拍と二拍の間が長く、二拍と三拍の間が短い、曳き手を急き立てるようなリズムに特徴がある。
しかし、囃子方(鳴物)を担当する10代後半~20代前半の若者のなかに、この独特のリズムがつかめない者が年々増加しており、「均等打ち」と呼ばれる問題が深刻化している。
他にも、篠笛の音色の平面化、ホイッスルの多用なども問題視されており、後継者の数にはほとんど心配がない反面、若者に任せっぱなしにしてきたことに一因があると言われている。
また、遣り回し(やりまわし)をはじめ、練る・走る・止まる・曲がるといった地車の動きを統御する重要な役目を囃子が果たしている点は、泉州地域独自のものではない。遣り回しはともかく、地車の動きを表現する演奏は河内地域でも見受けられ、また地車のない摂津(大阪市内)でさえも存在する。それぞれが伝統を高度に継承しているといえよう。

★祭囃子(まつりばやし おはやし)  http://p.tl/IRbu
祭の際に演奏される音楽で、邦楽のジャンルの一つ。単に「はやし」と呼ばれることも多いが、ここでは歌舞伎や能、神楽などの舞台芸術に付随する音楽的要素としての「囃子」を含まず、祭に付随した音楽について記述する。

★櫓(やぐら) http://p.tl/nqgh
日本の古代よりの構造物・建造物、または構造などの呼称。矢倉、矢蔵、兵庫などの字も当てられる。
1.木材などを高く積み上げた仮設や常設の建築物や構造物。(見世物小屋や相撲、祭りの太鼓櫓・火の見櫓などの物見櫓等)
2.古代からある城等に建てられた矢を納めた倉庫兼発射台、防衛用の仮設の掘立建物。(物見櫓(井楼)など)
3.近世の城郭に建てられた矢や鉄砲を発射するための重層または単層の建造物。
4.構造部位の名称(船櫓・炬燵櫓など)・技の名称(相撲の技・将棋の陣たて)

★艪(ろ、中国語 櫓:ルー lǔ) http://p.tl/-kw4
人力によって船の推進力を得る為の器具である。英語には対応する概念は存在しないので日本語の音を移してroと表記する。「艫櫂(ろかい)」との形状的な類似からscullという語を用いる場合も無いではないが、艪と艫櫂は機能も動作原理も全く異なる。

★櫓(やぐら) (城郭) http://p.tl/aqxK
城郭に防御用あるいは物見用に建てられた仮設または常設の建築物である。
火の見櫓、芝居小屋(劇場)の太鼓櫓など、また建物以外の物の構造や将棋の戦法などについては櫓を参照のこと。

★岸和田だんじり祭(きしわだだんじりまつり) http://p.tl/bYeQ
大阪府岸和田市で行われる祭。岸和田祭とも呼ばれる。
★だんじり祭(だんじりまつり) http://p.tl/NFkR
大阪府泉州地域などにおいて毎年秋に開催され、山車にだんじりが用いられる祭。
大阪府岸和田市で行われる岸和田だんじり祭は、9月の敬老の日直前の土曜・日曜をそれぞれ宵宮・本宮として行われている。岸和田市のだんじり祭は他にもあり、同じ日程で行われる春木だんじり祭、10月の体育の日直前の土曜・日曜に山手の6地区で行われる岸和田十月祭礼がある。
岸和田市以外の泉州地域で行われるだんじり祭は、堺市の一部で10月第1土曜・日曜に行われる他、高石市・和泉市・泉大津市・忠岡町・貝塚市・熊取町・泉佐野市・田尻町では、ほとんどの場合において岸和田十月祭礼と同じ日程でだんじり祭が行われる。
他の近畿各地においても、大阪府の摂津・河内両地域、兵庫県の摂津地域(三田市・宝塚市・伊丹市・尼崎市・西宮市・芦屋市・神戸市)や淡路地域、奈良県、和歌山県などでだんじり祭が行われており、岡山県や愛媛県などでもだんじりを用いる祭りが行われている。