●ハサミ●はさみ●鋏●洗濯ばさみ●
★鋏(はさみ) [ 日本大百科全書(小学館) ] .http://p.tl/KSc9 http://p.tl/7Kfm
相対する二枚の刃を摺(す)り合わせて、物を挟み切る道具。『倭名類聚抄(わみょうるいじゅしょう)』(931~938ころ)の容飾具と鍛冶(かじ)具に刀(こうとう)(波左美)とあり、裁縫具としては剪刀(せんとう)(毛乃多知加太奈(ものたちかたな))があげられている。江戸前期の『和漢三才図会』(1712編纂)には、百工具として鋏(かなはし)、刀(かなはさみ)、容飾具に剪刀(はさみ)、女工具に剪刀(ものたち)が出ているが、鋏(かなはし)と剪刀(ものたち)はいわゆる「はさみ」ではない。鋏は元来、鍛冶で焼鉄を挟んで持つ「かなはし」をさしており、今日のような鋏をさすようになったのは、明治末になってからである。剪刀(ものたち)は小刀のようなもので、直線裁ちの和服の裁断には、その材料からいっても、裁ち板の上に布を置いて、小刀で裁つほうが便利であった。したがって、この時代のはさみとしてあげられるのは、刀(かなはさみ)と剪刀(はさみ)の2種である。
★ハサミアジサシ(はさみあじさし) [ 日本大百科全書(小学館) ] .【鋏鰺刺】skimmer
鳥綱チドリ目ハサミアジサシ科に属する海鳥の総称。この科Rynchopidaeの仲間は、全長38~45センチメートル、かつてはアジサシモドキとよばれた。おもに熱帯地方の海岸や内陸湖沼、河口域にすむ。この鳥の下嘴(くちばし)はごく細くしなやかで、上嘴よりも25ミリメートルほど長く、特殊な採餌(さいじ)法をもつ。夕方や明け方、また月夜に、静かな水面を下嘴で切るようにして水面すれすれに飛び、下嘴に当たる小魚や甲殻類を、開いた上嘴で挟みとらえる。夜には小動物が水面近くに浮上するので、餌(えさ)を得やすい。昼には砂州の水際に群れて休む。小集団で砂州の地上に営巣し、2、3卵を産む。孵化(ふか)した雛(ひな)はまもなく巣を離れる。雛はよく泳ぐことができ、嘴は初め上下とも同じ長さであるが、飛べるようになると下嘴が長くなる。アメリカ、インド・東南アジア、アフリカに1種ずつ、世界に3種がいる。[ 執筆者:長谷川博 ]
★ハサミコムシ(はさみこむし) [ 日本大百科全書(小学館) ] .【鋏小虫】
昆虫綱無翅(むし)亜綱双尾(そうび)類(目)Dipluraハサミコムシ科の昆虫の総称。コムシ類(目)ともよばれる。石下や積もった落ち葉の下などにみられる体長10ミリ前後の、白くて細長い虫。腹端節はキチン化が強く暗褐色を呈し、尾端には尾角(びかく)の変形してできた釘抜(くぎぬ)き形の尾鋏(びきょう)をもつ点で、同じ目のナガコムシの類とは区別される。頭部は方円形、目はなく、多節の触角をもつ。自由に動く3節の胸部はいずれも円盤状。3対の脚(あし)で活発に歩き、尾鋏を使ってトビムシなどをとらえ食べる。尾鋏は外敵に襲われたときにも、これをかざして武器として用いる。肥沃(ひよく)な土壌中にも多く、また地中浅層にも広くみられる、いわゆる土壌昆虫の一つである。ヤマトハサミコムシJapyx japonicusは、体長10ミリで、本州、九州に分布。オオハサミコムシJ. beneserratusは、大形種で15~25ミリもあり、九州に分布する。なお、オーストラリアのヒテロヤヒックスHeterojapyxの一種は、例外的に大きくて7センチ以上にもなる。[ 執筆者:山崎柄根 ]
★シェーレ現象(しぇーれげんしょう) [ 日本大百科全書(小学館) ] .
シェーレSchere(ドイツ語)は「鋏(はさみ)」という意味であり、鋏状価格差ともよばれる。資本主義経済の発展につれて、独占的産業部門と競争的産業部門との間に、価格形成上の諸条件の優劣から価格差が拡大することをいい、これをグラフに表すと鋏を開いたような形を示すので、この名がある。シェーレ現象は一般に、工業製品価格と農業製品価格の間に著しく、農業が不況から回復するのを遅らせる原因の一つとされてきた。この場合、農業製品コストの一部をなす工業製品(化学肥料など)価格が相対的に上昇することからおこる農業所得の縮小と、農産物価格の相対的下落による農工間所得格差の拡大という二面がある。いずれにしてもシェーレ現象は、従来、景気変動の局面に関するもので、長期的・構造的問題にはかかわらないものであった。それは長期的には、農産物(ないし一次産品)価格が非一次産品に相対的に有利な傾向が持続した事例も多かったためである。しかし最近では、資本主義の動向に関する諸問題を価格面から説明するものとして、農工間だけでなく、たとえば発展途上国の一次産品価格と輸入工業品価格の問題として、広範囲に応用されるようになってきている。[ 執筆者:一杉哲也 ]
★挟み箱(はさみばこ) [ 日本大百科全書(小学館) ] .
江戸時代の携行用の担い箱。主として武家が大名行列、登城など道中や外出をするとき、着替え用の衣類や具足を中に入れて、従者に担がせた黒塗り定紋付きの木箱。上部に鐶(かん)がついていて、これに担い棒を通して肩に担ぐ。古くは挟み竹といって、二つに割った竹の間に衣類を畳んで挟み、肩に担いで持ち歩いたが、安土(あづち)桃山時代になると、箱に担い棒を通した形に改良された。江戸時代には、武家調度の必需品とされ、一方、民間でも商家の主人が年始回りなどに、年玉の扇を挟み箱に入れ、鳶(とび)人足に持たせたり、町飛脚などが飛脚箱として用いた。また明治初年には、郵便集配や新聞配達もこれを用いた。[ 執筆者:宮本瑞夫 ]

★将棋遊び(しょうぎあそび) [ 日本大百科全書(小学館) ] .http://p.tl/uRnq
将棋の駒(こま)と盤を使う遊戯のことで、江戸時代以前から伝えられている。同じ将棋遊びでも、各時代、各地によって、すこしずつ遊び方が変わっている。おもな将棋遊びは次のとおりである。[ 執筆者:山本亨介 ]

★ゲージ(げーじ) [ 日本大百科全書(小学館) ] .gauge
鉄道線路の幅やワイヤの太さなどの標準寸法(規格)、圧力計などの計器、寸法や形状の検査の基準に用いる器物などの総称。日本では主として検査の基準に用いる器物をさす。長さ(寸法)の基準に用いるものとしては、ブロックゲージ(断面が長方形で、二つの平行な端面の間隔が長さ標準を与えるもの)、バーゲージ(円形断面で、平行両端面が長さ標準を与えるもの)、プラグゲージ(標準寸法の円柱からなり、穴の内径の検査に用いるもの)、リングゲージ(リングの内径が標準寸法を与え、円柱の外径の検査に用いるもの)、はさみゲージ(C形またはX形の器物で、相対する平行平面の間隔が標準寸法を与えるもの)、隙間(すきま)ゲージ(標準の厚みをもつ薄板からなり、隙間または厚みの基準となるもの)などがある。角度や形状の検査に用いるものとしては、角度ゲージ、テーパーゲージ、プロファイルゲージ、ねじゲージなどがある。
使用方法のうえでは、作業用ゲージ、検査用ゲージ、マスターゲージなどの区別がある。また、製品の寸法が許容範囲内にあるかどうかを検査するには、許容される最大寸法と最小寸法の基準を組み合わせた限界ゲージなどが使われる。[ 執筆者:三井清人 ]

★尺八(しゃくはち) [ 日本大百科全書(小学館) ] . http://p.tl/mvkP
日本と古代中国の無簧(むこう)(ノン・リード)の縦笛。尺八の名称は、中国唐代の律尺による1尺8寸(約43.7センチメートル)に由来する。狭義には現行の普化(ふけ)尺八をさすが、広義には、古代尺八、天吹(てんぷく)、一節切(ひとよぎり)、多孔尺八をも含む。原則として竹製。管の太さ、長さ、指孔および節の数は、種類により異なる。ただし、管の上端の一部を外側に斜めに削りとった形の歌口は共通で、その鋭い角に直接息を吹き付けて音を発するのが特徴である。[ 執筆者:月溪恒子 ]

★走高跳び(はしりたかとび) [ 日本大百科全書(小学館) ] .high jump
陸上競技の跳躍種目の一つ。ハイジャンプともいう。2本の支柱の間にかけられたバー(横木)を、助走をつけて跳び越えて高さを競い合う競技。「競技者は片足で踏み切らなければならない」という以外、跳び方にはあまり制約がないため、バーを越すフォームは年々進歩、くふうのあとがみられる。
最初に現れた跳び方は、正面から助走し、バーの上にほぼ直立に体を上げ、両足でバーを挟むようにして跳ぶ正面跳び(はさみ跳び)。これに続いて斜めから助走を開始し、バーの上で体を横に寝かせて回転させながら越えるロールオーバー(ウェスタンロール)や、バーの上を腹ばいになって越えるベリーロールなどが考案された。これは正面跳びのように体の重心をあまり高い位置に上げる必要がないので、非常に効率的なフォームとして多用された。その後、それまで砂場であった着地場にソフトラバーなどが敷かれるようになって危険度も減り、記録はさらに向上した。そして、1960年代に入ると背面跳びというさらに革命的なフォームが案出された。踏み切った後、体をひねって後ろ向きとなり、頭から上昇し背中をそらせてバーを越す跳び方である。このフォームは頭から足までが一本の線となるため、推進力が増すうえに足がバーに触れる危険性が非常に低くなるという画期的な跳び方だった。1968年のメキシコ・オリンピック優勝者ディック・フォスベリーDick Fosbury(本名はリチャード・ダグラス・フォスベリーRichard Douglas Fosbury。アメリカ。1947― )が完成したスタイルのため別名「フォスベリー・フロップ」ともいわれている。
競技者はどの高さから跳び始めてもよく、そのあと途中の高さを抜いて(パス)、次の高さに挑むこともできる。ただし3回続けて失敗すれば、次の試技を続けることはできない。たとえば1メートル80センチを1回目、2回目とも失敗したあと、3回目にあたるその高さをパスして1メートル85センチに挑戦できる。しかし、この場合は残る1回(3回目)しかチャンスはなく、失敗すれば次の高さへの挑戦権を失う。また審判の合図があった後、一定時間内に試技を開始しない場合は1回の無効試技となる。
同記録の場合の順位決定は、
(1)同記録になった高さで、試技数のもっとも少なかった者を勝ちとする。
(2)(1)の方法で決められないときは、同記録を生じた高さまでの全試技数のうち、無効試技数(失敗)がもっとも少なかった者を勝ちとする。
(3)それでも決まらない場合は同順位とするが、1位を決定するときに限り、順位決定のための試技を別に行う。[ 執筆者:加藤博夫 ] http://p.tl/Or2R  http://p.tl/gAfQ

★ 案内、 検索 はさみ http://p.tl/m0o6
1.(鋏)物をはさみこむことによって、物を切断するための道具。本項目で主に解説する。
2.(挟み、挿み)物をはさみこむことによって、物を握持するための道具。洗濯用の洗濯ばさみ、炭火用あるいは清掃用の火ばさみ、角氷用の氷ばさみなど。なお、物を掴む道具である「やっとこ」にも「鋏」の字があてられる。
3.(螯、鉗)節足動物の肢の先にある道具の鋏のような構造の部分 - はさみ (動物)
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はさみ(鋏、剪刀)は、物を切断するための道具である。
形態としては、支点が作用点から離れている和鋏型、支点が中間にある洋鋏型がある。
和鋏型 http://p.tl/WDMr    洋鋏型 http://p.tl/QGN9    金切り鋏 http://p.tl/GhXf
理美容鋏各部名称   http://p.tl/lP4g

★庄三郎のはさみ http://p.tl/jx89
★『●刃物 イロイロ』 http://ameblo.jp/shibaracu/entry-11220571299.html
★はさみ (動物) http://p.tl/yL8R
動物に見られるハサミ(螯、鉗)とは、カニの第一脚のように紙や布を切る道具(はさみ)と似た構造を言う。

★はさみうちの原理(はさみうちのげんり)http://p.tl/W_N2
極限に関する定理の一つ。おおまかには、同じ極限値を持つ2つの関数に挟まれた第3の関数も同じ極限値を持つという主張である。

★はさみ跳び(はさみとび)http://p.tl/xK-m
陸上競技の跳躍様式の呼び名。走り高跳びでは正面跳びのことを指す場合もあり、区別する場合はまたぎ跳びともいう。

★ハサミムシ(鋏虫、蠼螋)http://p.tl/GQ9A    http://p.tl/C4KB
 ハサミムシ目(革翅目、Dermaptera)の昆虫の総称、またはその一種(Anisolabis maritima)の和名。

★はさみの世界 http://home.cilas.net/~ka2mttsr/
★はさみ工房  http://hasami-kobo.com/

★馬鹿とはさみは使いよう|ことわざ諺百科 http://p.tl/2fQ2
★折り紙・はさみ星 http://p.tl/2Lbh



★洗濯ばさみ(せんたくばさみ、洗濯挟み、またピンチ(英語でpinch、はさむの意)とも)
通常、洗濯物を乾燥させるためにひもや物干しざおなどにかけるとき、かけた洗濯物を落ちないように固定するために使われる留め具のことで、様々なデザインや色彩のものがある。
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%B4%97%E6%BF%AF%E3%81%B0%E3%81%95%E3%81%BF
★木製の洗濯ばさみ     http://p.tl/AEvF

★スミソニアン博物館所蔵の洗濯ばさみのいろいろ - 英語サイト http://p.tl/5C5u

★洗濯バサミで遊ぼう! http://p.tl/CrDH

★「洗濯ばさみ」で指先をつまむ腰痛軽減法 http://p.tl/SFHt
★木製洗濯はさみ(ウッドクリップ)を使ったインテリア・アレンジ集 - NAVER まとめ http://p.tl/G3eZ

★洗濯ばさみ鉄砲 -手作り おもちゃ~100円で作ろう!http://p.tl/bXB4
★洗濯アニマル -手作り おもちゃ~100円で作ろう!http://p.tl/VKhH
★洗濯ばさみ(Adobe PDF)http://p.tl/0qzE