今日は何の日

12月19日は日本初飛行の日

2004(平成16)年に発行された『図説国産航空機の系譜 上』(松崎豊一著、鴨下示佳画、グランプリ出版)の「その1・国産飛行機模索時代」に「日本における最初の動力航空機の飛行は、明治43年(1910)12月19日早朝、代々木練兵場において、陸軍の徳川好敏大尉操縦のアンリ・ファルマン複葉機(中略)により行われた」とある。

日本ではじめての飛行成功者は「陸軍」の方であったということだ。また1910年は日露戦争がはじまってから6年後にあたる。こうしたことから、当初から日本人が飛行機をなんのために利用するものと考えていたかが想像しうる。もちろん、そのような考えを持っていたのは、日本だけに限ったことではないだろう。その後、飛行機は実際に外国との戦いのために使われるようになり、約30年後にはじまった太平洋戦争ではたくさんの悲劇を生んだ。当時、なにがあったかについては戦後生まれ、平成生まれの方であっても知っているだろう。それにしても、「日本初」の快挙というのは、つねにとてもめでたいこととされているが、欲をいえば称賛に値する「世界初」の快挙が日本人であれば誇らしく、もっと喜ばしいできごととなりうるだろう。できればそういった日が増えていくようにと願うばかりである。

12月19日生まれの有名人
1915年　エディット・ピアフ 歌手　1963年没
1951年　岡本麗 女優
1958年　山中秀樹 アナウンサー
1973年　川中基嗣 野球選手
1973年　反町隆史 俳優
1975年　岩尾望(フットボールアワー) タレント
1981年　佐藤江梨子 女優
1985年　李忠成 サッカー選手
1987年　カリム・ベンゼマ サッカー選手
1989年　三浦皇成 騎手