こんにちは、ネットワーク宮城ボランティア事務局の芝原です。
先日、小泉自然楽校のリーダーである阿部寛行さんが河北新報に搭載されました!
(以下、河北新報の記事一部より抜粋させて頂きます)
>平成26年6月3日(火曜日)
阿部寛行さん(52)=気仙沼市本吉町小浜・NPO代表
災害時の心構え伝授
気仙沼市本吉町小泉地区で減災キャンプを展開する体験学習施設「小泉自然楽校」を主宰しています。震災後にボランティアをした縁で、2012年6月に活動を始めました。自然豊かな10ヘクタールの山里で、水道も、電気もない生活を送ってもらいます。子どもたちは自分の力で水をくみ、ご飯を炊く。さまざまな試行錯誤する中で、震災時の心構えを持ってもらうのが狙いです。
震災前は仙台市で小中学生がスポーツや自然体験に親しむNPO活動をしていました。震災で自然との共生とは何かを考え直したことが、楽校の設立につながりました。ことしの夏には浜松市や兵庫県淡路島の中学生や高校生が体験に訪れます。浜松市のNPO法人とは事業協力協定も結びました。津波の爪痕など被災地の教材を生かし、交流人口を増やしたいと思っています。
・・・・・・・・・・・・・・・
このように阿部さんは、2011年3月11日に発生した東日本大震災をきっかけに気仙沼市本吉町に小泉自然楽校を設立しました。
私も去年の年末に初めて小泉自然楽校のボランティアに参加させて頂きましたが、「減災キャンプ」の厳しさは想像を越すものでした。年末ということもあって、気仙沼市の気温は非常に低く、いつ雪が降ってきてもおかしくない状況でした。
ボランティアの内容は小泉地区の仮設住宅に暮らす方々向けのお餅つき大会イベントの実施で、都会ではなかなか体験することのないお餅つきをさせて頂いたり、地元の方々とゲーム大会を通して交流を深めたりと、逆におもてなしをさせて頂きました。地元の方々の笑顔を見て一安心すると同時に、もっと地域に協力したいと思う気持ちが強くなりました。
夜は小泉自然楽校内の野外炊事場で夕飯作りをしましたが、外気温があまりにも低いため、水道管が凍ってしまったり、ガスコンロの火がつかないというハプニングに見舞われました。日常生活では、停電や工事の時でない限りこのような事態に陥ることがないので、初めての経験に色々戸惑うこともありましたが、普段の何倍もの時間をかけて作った夕食は、本当に美味しくて食事中の会話も自然と盛り上がり寒さも忘れるほどでした。
夜のミーティングも終了し、宿泊場所であるドームハウスに戻って眠る準備をしましたが、暖房器具がないため室内といってもほぼ外の気温と変わらない状況で、体中にホカロンを貼ったり、寝袋や毛布に包まったり、湯たんぽを使用したりと様々な工夫を凝らして眠りにつきました。しかし、寒さに勝つことはできず夜中に何度も目が覚めました。震災時、雪が降りしきる中、多くの方がこのような寒い中、救助を待っていたと思うと胸がぎゅっと縮まる思いでした。長い夜が明け、朝が訪れると太陽の光を感じてホッとした気持ちになりました。
私の経験からすると、減災キャンプはあまくないです。
しかし、窮地に追い込まれることによって今まで湧き出たことのない感情が生まれたり、新しい考えが生まれました。実際に私は、減災体験をしたことによって被災地域にもっと貢献したいという想いが強くなり、現在このようにしてネットワーク宮城のボランティア事務局を担当させて頂いています。もし、あの経験がなければ今の私はいないと思うと、減災キャンプがきっかけで私は新しい道に進んでいけたのだとしみじみ感じます。
そのような減災体験からサポートスタッフボランティアまで様々なプログラム満載の、小泉自然楽校サマーボランティアの募集が今月6/1から開始致しました!私は「減災キャンプはあまくない」と断言しましたが、参加することの意味は大いにあります。自分が参加できる自信がないという方でも、まわりのボランティアメンバーと協力し合うことで乗り越えられるでしょうし、ボランティアの経験を通して一回り成長できるはずです。そして何よりも、地域の方々は皆さんが本吉町に足を運んで来て下さることを楽しみにしておられます!!夏休みに新しいチャレンジをしてみませんか?
皆様のご参加を心よりお待ちしております!
◎詳細は下記URLをご参照下さい。
http://b.volunteer-platform.org/volunteer/3913
(サマーボランティアには様々なプログラムがございまして、個々に搭載しておりますので、お手数ですが上記のサイトにて、“小泉自然楽校”で検索をお願い致します)
先日、小泉自然楽校のリーダーである阿部寛行さんが河北新報に搭載されました!
(以下、河北新報の記事一部より抜粋させて頂きます)
>平成26年6月3日(火曜日)
阿部寛行さん(52)=気仙沼市本吉町小浜・NPO代表
災害時の心構え伝授
気仙沼市本吉町小泉地区で減災キャンプを展開する体験学習施設「小泉自然楽校」を主宰しています。震災後にボランティアをした縁で、2012年6月に活動を始めました。自然豊かな10ヘクタールの山里で、水道も、電気もない生活を送ってもらいます。子どもたちは自分の力で水をくみ、ご飯を炊く。さまざまな試行錯誤する中で、震災時の心構えを持ってもらうのが狙いです。
震災前は仙台市で小中学生がスポーツや自然体験に親しむNPO活動をしていました。震災で自然との共生とは何かを考え直したことが、楽校の設立につながりました。ことしの夏には浜松市や兵庫県淡路島の中学生や高校生が体験に訪れます。浜松市のNPO法人とは事業協力協定も結びました。津波の爪痕など被災地の教材を生かし、交流人口を増やしたいと思っています。
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このように阿部さんは、2011年3月11日に発生した東日本大震災をきっかけに気仙沼市本吉町に小泉自然楽校を設立しました。
私も去年の年末に初めて小泉自然楽校のボランティアに参加させて頂きましたが、「減災キャンプ」の厳しさは想像を越すものでした。年末ということもあって、気仙沼市の気温は非常に低く、いつ雪が降ってきてもおかしくない状況でした。
ボランティアの内容は小泉地区の仮設住宅に暮らす方々向けのお餅つき大会イベントの実施で、都会ではなかなか体験することのないお餅つきをさせて頂いたり、地元の方々とゲーム大会を通して交流を深めたりと、逆におもてなしをさせて頂きました。地元の方々の笑顔を見て一安心すると同時に、もっと地域に協力したいと思う気持ちが強くなりました。
夜は小泉自然楽校内の野外炊事場で夕飯作りをしましたが、外気温があまりにも低いため、水道管が凍ってしまったり、ガスコンロの火がつかないというハプニングに見舞われました。日常生活では、停電や工事の時でない限りこのような事態に陥ることがないので、初めての経験に色々戸惑うこともありましたが、普段の何倍もの時間をかけて作った夕食は、本当に美味しくて食事中の会話も自然と盛り上がり寒さも忘れるほどでした。
夜のミーティングも終了し、宿泊場所であるドームハウスに戻って眠る準備をしましたが、暖房器具がないため室内といってもほぼ外の気温と変わらない状況で、体中にホカロンを貼ったり、寝袋や毛布に包まったり、湯たんぽを使用したりと様々な工夫を凝らして眠りにつきました。しかし、寒さに勝つことはできず夜中に何度も目が覚めました。震災時、雪が降りしきる中、多くの方がこのような寒い中、救助を待っていたと思うと胸がぎゅっと縮まる思いでした。長い夜が明け、朝が訪れると太陽の光を感じてホッとした気持ちになりました。
私の経験からすると、減災キャンプはあまくないです。
しかし、窮地に追い込まれることによって今まで湧き出たことのない感情が生まれたり、新しい考えが生まれました。実際に私は、減災体験をしたことによって被災地域にもっと貢献したいという想いが強くなり、現在このようにしてネットワーク宮城のボランティア事務局を担当させて頂いています。もし、あの経験がなければ今の私はいないと思うと、減災キャンプがきっかけで私は新しい道に進んでいけたのだとしみじみ感じます。
そのような減災体験からサポートスタッフボランティアまで様々なプログラム満載の、小泉自然楽校サマーボランティアの募集が今月6/1から開始致しました!私は「減災キャンプはあまくない」と断言しましたが、参加することの意味は大いにあります。自分が参加できる自信がないという方でも、まわりのボランティアメンバーと協力し合うことで乗り越えられるでしょうし、ボランティアの経験を通して一回り成長できるはずです。そして何よりも、地域の方々は皆さんが本吉町に足を運んで来て下さることを楽しみにしておられます!!夏休みに新しいチャレンジをしてみませんか?
皆様のご参加を心よりお待ちしております!
◎詳細は下記URLをご参照下さい。
http://
(サマーボランティアには様々なプログラムがございまして、個々に搭載しておりますので、お手数ですが上記のサイトにて、“小泉自然楽校”で検索をお願い致します)