虎のプライド | 元プロ野球選手がニュースから考えてみる

虎のプライド

http://www.nikkansports.com/baseball/news/p-bb-tp0-20121129-1053063.html
「福留獲得に2年4億・・・」


断っておきますが、福留選手は素晴らしい選手です。
これは間違いありません。


しかしアメリカで苦戦している選手をそこまでして
獲るの?と言うのが私の感想です。


しかも本人の希望は米国優先でしょう。

そこまでして・・・と思っちゃうんですよね。

特に「日本球界の雄」である阪神だからこそプライドを持ってほしかった。


契約のオプションを見ると、単身赴任のケアや将来のコーチ手形まで、
まさしく三顧の礼です。(あくまで記事を見てですけどね)


ちなみに彼はメジャーでは3Aでしたよね。
仮に来季もアメリカならば、契約内容はおそらく阪神の何分の一、いや数十分の一
かもしれません。

この内容を見て、向こうの関係者も、そして我々も見て
どう感じますか?


生え抜きの選手が見たらどう思いますか?


なんか違う気がするんです。


しかも阪神は既に西岡選手も獲得しています。


確かに城島選手が抜けた穴の補強はわかります。
これは想定外だったでしょう。


しかし藤川選手の海外移籍や金本選手のリタイアはある程度読めたはずですし、
その為の準備は取っておくのが普通です。


今頃、来年の抑え候補は?なんておかしな話です。

それまでに若手を育成するか、現存選手でまかなうか考えるのが当然です。


補強も必要ですが、今の現状を招いたフロントの責任を
まずは明確にしないと、同じ失敗を重ねるでしょうね。


トカゲの尻尾切りにしないでほしいですね。