ハートの開き方 | ブレスグレイス-Breath Grace
2012年10月14日

ハートの開き方

テーマ:ブログ


ブレスグレイス-Breath Grace


私が感動したお話をシェアさせて頂きます。


KIKI&TAKEさんの、

ききたけのワクワク日記

から、「その日、届いたサプライズ。」です。

http://ameblo.jp/kikitake/entry-11373285088.html


「あゆみ、こっち向いて!」 

 小さい頃から、振り向くといつも父はカメラを構え、ファインダーごしの私を見てくれていた。
 数々の賞を獲得し、趣味の写真が転じて写真店を始めた父。父の写真はいつも「人」そのものにスポットを当てた、素晴らしいものだった。
 母から聞いた話では、長女の私が生まれたことが相当嬉しかったらしく、私のアルバムは、「あゆみ、生後1日目。ザンネン! ついてない!」のモノクロ写真から始まって、毎日父のコメントとともに、数十冊にもなっていた。
 いい加減なところはいっぱいあったけれど、いつも明るく楽天的な父は誰からも好かれていた。家族も大切にしてくれ、とりわけ私は子どものころから”パパっ子“で、大きくなってからも腕を組んで歩くほど父が大好きだった。
「パパ、私が大きくなったら私の花嫁姿の写真は、絶対パパが撮ってね!」
「もちろん、オレの自慢の娘の花嫁写真は、オレが必ず撮ってやるからな。」 
 子どもの頃から、この、同じ会話を数え切れないくらいしてきた。私を「自慢の娘」と言ってくれるパパが、本当に大好きだった。
 時が経ち、そんなパパに「この人と結婚します」と紹介する時が来た。

父は、泣きそうな顔をして声を震わせながら、「幸せにしてもらえ。」とひと言だけ言ってくれた。

 すでに挙式が決まり、案内状を出し終わった頃、母から電話があった。
「もしもし、あゆみ? お父さんが……、お父さんが脳梗塞で倒れて意識不明なの……」
「えっ……?」
 口から心臓が飛び出しそうになりながら病院に駆けつけた時、ICUの中の父は人工呼吸器でかろうじて命をつなぎとめていた。 
 呼びかけても、呼びかけても、ピクリともしない。
「どうして? なんでなの? 私の花嫁姿、撮ってくれるっていったじゃない! 目を覚ましてよ! パパ、パパ、お願い、ねぇ、パパ、お願い……」
 大好きな父と歩くはずだったヴァージンロード……。最高の写真を撮ってもらえるはずだった私のウェディングドレス姿……。意識は戻ったけれど、もう、歩くことも、カメラを持つことができない父は、結局結婚式に出席することはできなかった……。
 披露宴当日。どうしても、父にお礼が言いたかった。

わがままばっかり、心配ばっかりかけてきたことを謝りたかった。

そして、なにより花嫁姿を見て欲しかった。 
 祝福の喜びの中で、その場に父がいない淋しさで私は一生懸命涙をこらえていた。
 終宴の間近の花束贈呈の時、会場が突然真っ暗になった。

次の瞬間、前方のスクリーンに、病床の父が写し出された。

カメラを手に包帯でくくりつけ、
「あゆみ、結婚おめでとう。」
という父の絞り出すような声に会場がどよめいた。
「パッ、パパ……?」
 父の傍らに置いてあるノートパソコンに、花束を持って立つ、私のウエディングドレス姿が映っている。

それは、父との約束をなんとか実現させてやろうと、夫になる彼が私に贈ってくれた、最高のサプライズだった。 
 カメラを持って、Webカメラを覗き込む父が、
「ふたり並んで、一番いい顔をして。」
と震える指でシャッターを押してくれた。
「カシャッ」
 絶対、無理だと思っていた父との約束……。会場とスクリーンの中のパソコンから流れる私の声。
「お父さん、今までわがままで心配ばかりかけて、ごめんなさい。

そして育ててくれて、本当にありがとう。これから、この人と幸せに生きていきます。

本当に、ありがとうございました。」


ブレスグレイス-Breath Grace

 それから半年後、父は天国に行ってしまった。
 その時私と父を繋いでくれたWebカメラは今では、母と息子たけしとのコミュニケーションツールになっている。
「ばあちゃん、いつもばあちゃんの後ろに飾ってある写真って、ボクのパパとママ?」
 人生を写真一筋で生きてきた父の最後の一枚……。

それは、パソコンのモニターの中で微笑む私と主人の結婚写真だった。
 不可能に思えた夢を〝素敵なサプライズ〟というカタチで実現してくれたインターネット。息子が大きくなったとき、それは、どんなサプライズを届けるのだろう……。

元記事はこちらです

http://www.ntt-west.co.jp/com-tai/library/23073.html




ブレスグレイス-Breath Grace


風に揺れる布を見たとき、それは私の心そのものでした。。


あなたも、とても美しい瞬間を見ることがあるでしょう。


とてもわかりやすく言葉にされていたので引用します。



あなたが誰であるかというのは、これであったり、あれであったりという次元の話ではありません。

あなたが誰であるかというのは、あなたが完全に「ここ」に存在し、そしてハートを開いた状態でいるという、そういうことです。


あなたのハートに従って生きること。

あなたのマインドに従ってではなく、あなたの直感を信じること。

それがたとえ論理的であろうとなかろうと、そこにあるのはたった一つの真実です。

それは私の胸のところ、皆さんの胸のところにあります。


「いまここ塾」http://abetoshiro.ti-da.net/e3568577.html より



ブレスグレイス-Breath Grace


風は目に見えません。


でも、はっきりと存在しています。


風を理解できるのは、揺れるものがあり、この身体があるからです。


何かを理解するには、「もの」と「心」が必要です。


では、リラックスした中で、


風にゆったりと揺れる布を、「私」が理解する前に意識しているものは、「何」でしょうか?


意識が、記憶を通して理解しようとすると、タイムラグを踏まえて、


マインドが物事を区別するようになります。


でも、ゆったりと意識している「そのもの」が、私であり、あなたですよね^^




ブレスグレイス-Breath Grace


あなたに、何かが見えているとします。


呼吸するたびに動くお腹を、全身を動かしているものを理解しようとしてみます。


ただ、それだけです。


そのとき、あなたは、あなたから学ぶことが出来ます。


私たちは、自分の身体、自然そのものから、それ以上のことを学ぶことが出来ます。



ブレスグレイス-Breath Grace


もうこれ以上、何か知識を得る必要はありません。


もうこれ以上、何かを求めようとする必要もありません。


もうこれ以上、誰かに何かを教わる必要もありません。


あなたは、あなたの道を見いだします。


そこには、あなたの「気付き」しかありません。



ブレスグレイス-Breath Grace


誰にも奪えません。


お金で得ることも出来ません。


あなたが作りだすあらゆる緊張から離れて、ただただ、呼吸のリズムを体感します。


あるいは、瞬間に100万回出てくるような、思考のパワーの源泉を感じてみます。


そこから生まれるすべての輝く価値は、すべてあなたのもので、最大の宝物です。


そのとき、生きていることは「恩寵」だと思えます。



ブレスグレイス-Breath Grace


仏性も空も無も恩寵も神も天国も楽園も愛も、あらゆる言葉はイメージです。


聖者である、ブッダは、キリストは、マホメットは生きていません。


あなたの中で生きているものが、それらすべてです。


そこにあるものこそ、すべてを奪い去ってしまう「死」に対して、


私たちが準備できる最善のものだと思います。





これからも、私たちは、ある人が言った言葉で怒ったり、


ある出来ごとに出会って悲しんだりします。



これから状況が私たちを苦しめたとしても、それは、そういう風になっているだけです。



そういう機械的な反応をするのが「私たち人間」なだけです。


何も心配する必要はありません。


何も恐れる必要はありません。


何も罪悪感を感じる必要はありません。(因縁の意味でです。)


ブレスグレイス-Breath Grace


そもそも、自我が一番怖がる「死」も、単なる概念で、存在しません。


エネルギーの形態が変わるだけです。


生まれることについて言えば、


はっきりと、自分が、いつの時点で、どのように生まれたかを知っている人はいるでしょうか?


そのときを、はっきりと知っているでしょうか?


1つの受精卵になった瞬間に生まれたのでしょうか?


それまでは、死んでいたのでしょうか?



ブレスグレイス-Breath Grace


何も知りません。


何も知らないまま。


何も知ることは出来ないまま。


偉大なエネルギーが存在するまま。


人間を超える智慧だけが受け継がれてゆきます。



ブレスグレイス-Breath Grace


あなたが、苦しみや悩みという、たくさんの痛みの海に漂っているとしたら。


あなたが、さらに、もっと豊かさと幸福を願っているとしたら。


あなたに、すぐに無限なる空間、いまここに帰還することが出来る言葉があります。



nowhere (どこでもない)から


now here(いまここ)へ。




ブレスグレイス-Breath Grace


力強く、滔々と流れる神の奔流が、あなたの中をほとばしり、流れています。


私たちが生きていられるのは、その恩恵があるからです。


咀嚼する意思、消化システム、成長するシステムがあるから生きていけます。


すべては苦で、無常だから生きてゆけます。


五感が受け取るあらゆる知識は、きっかけです。


気付くことが、思い出すことが、あるいは、執着を手放し、集中することが、


自分を「それ」につなげてくれることでしょう。


あなたを流れるエネルギーが、輝くあなたを生き出しますように。


あなたの愛が、愛を生き出しますように。

あなたが幸せでありますように。


いきものすべてが幸せでありますように。