登板

試合前に今日がラスト登板だと伝えられ
本当の意味でラストチャンスとなった試合

久々の登板で
緊張したのか力んだのか
若手がするような、いきなり先頭打者ストレートの四球。
（何年目の投手でも久々の１軍は緊張するのかも）

おいおい

と自分でも、そんなことつもりはないからビックリしてしまった

次打者の荒木で
通算１０００Kを達成出来たことで
少し落ち着けた。

同い年、好打者の荒木選手から奪えたことは
うれしかった

（奪った球種はチェンジアップ）

この日は悔いのないよう
最初から全力で腕を振った

ストレートを多く投げた。

カットとチェンジアップに頼った
かわすピッチングは自分らしくないというのが
ファームに落ちてから考えた結論だった。

あれだけブルペンで毎回ストレートを中心に練習してるのだから
打たれるまでは怖がらずに投げようと

ストレートが遅くて
変化球が多いベテラン投手は

マサさんや下柳さんみたいなピッチングスタイルをイメージされるけど

そこまでの変化球に精度は僕にはないし
結果その感じになればいい。

マサさんも結構ストレート投げるし。

直球ばかりで押すのと
直球を使っていくのは違うから。

ストレートを中心にして
そこから変化、緩急をつけていくのが
自分のスタイルだと思う。

そういった意味で
昨日は腕を振れたし

ストレートの威力は全然違うけど
２、３年目を思い出す感じだった。

力んでた分、高めにいったけど
そこを修正、練習すれば
まだまだやれる手応えはあった。

チェンジアップが高めに浮いた失投を
２本ともホームランされた。

特に平田選手に打たれたのは
ありえない球だった。

その後の連打も
あとに投げるリリーフのことを考えれば
しっかり抑えて下位打線でまわさないといけなかった。。

この歳になっても
今までの経験が活かせてない投球を
してしまうことが多々あるのが悔しい。

せっかく悔しい思いしながら
ファームで頑張ってきたけど

結果につなげれず
ラスト登板を勝てず残念だ。

６回、７回までしっかり抑えられるように
練習するしかない。

通算１０００奪三振は試合の結果とは別で
やっぱり嬉しい。

本格派ではない僕が
１試合に１コでも積み重ねてきた結果だから。

今まで受けてきてくれた
キャッチャーの人達に感謝　m(_ _ )m

球が遅いのに
ご苦労かけました