新年明けましておめでとうございます。
皆様のご健康とご多幸をお祈り申し上げます。
本年も宜しくお願い申し上げます。


2013年を迎え心新たに、進展のご報告と志しを立てさせて頂きたいと思います。

私ことですが、昨年に引き続き韓国の独立球団
「高陽ワンダーズ」でプレーする事になりましたのでご報告させて頂きます。

このブログ更新のタイミングで球団によるリリースがなされているか分かりませんが新年の始まりには応援してくださるファンの皆さんにご報告したいと思っていました。

経緯としては昨年、11月下旬。
日本の合同トライアウトと同時期に台湾の某球団にもアプローチを掛けましたが、「既に来季の外国人4候補が決まっており、今のこのタイミングでの枠はありません」と言う回答でした。NPBトライアウトではアピールに至らず。トライアウト後に南米のウインターリーグ参加も予定していましたが、アクシデントがあり取り止めとなったため、2013年シーズンに向けてリハビリに専念する事を決め、11月下旬、ワンダーズからの再契約のお話を受諾する返事をさせて頂きました。

「ワンダーズは選手を高みへ導く事が存在意義」と言われました。外国人選手とて同じです。昨年のシーズン終了後に再契約のお話を頂きましたが、更に高みを目指したいと気持ちを伝えたところ承諾頂き「帰って来てくれるのを待っています。今季はありがとう」と言って頂いてました。

ワンダーズの外国人助っ人として必要として頂いた事に感謝してチームの勝利に貢献したいです。また個人的目標であるKBO入りを目指し野球選手として更なる成長を求めていきたいと思います。


KBO(韓国プロ野球)の外国人助っ人枠に入り込むことは僕が日本で契約しプレーするよりも難しいことです。2012年の外国人選手は全て投手。つまり外国人の力を必要としないほど強力な打者の多いリーグです。NPBも手を出せないほど高い金額で契約している選手もいるという話も聞きます。

そこだけを聞けば難しい、と思われる方も当然いるでしょう。しかし、「難しい」は「不可能」ではありません。たとえ不可能だとしても不可能を可能にすべく挑戦する事がアスリートだと信じ歩んで来ました。達成すれば1%も99%も同じ結果です。

そして、ワンダーズにそのチャンスを与えられた事こそ幸運なことと考えています。普通の人生が良いと思うのなら子供の頃の僕は野球選手になりたいなどとは考えなかったはずです。夢には夢の大きさに比例したリスクがある事を忘れてはいけません。また、リスクを背負わずして夢を叶えようなどとも思っておりません。おかげで波乱万丈な野球人生です(笑)それでも子供の頃「野球で食べて行くんだ」と決心した思いを、今も変わらずに貫いて来れたことは誇りです。「今」を一生懸命に生きる事で「導き」や「縁」に恵まれ成長を続ける事が出来ています。本当に感謝ですね。

けしてネガティブな意味ではなく、と前置きして素直にお話すると。
プロ野球はNPBやMLBだけではありません。注目される事は素晴らしい事ですが注目されなくともプレーヤーとして己を磨き成長して行く事は出来ます。「もうここで良い」とか「これくらいのところなら出来るだろう」なんて思いを抱いたらプレーヤーは落ちて行く気がします。それはNPBにいてもMLBにいても同じだと。どんな時もどんな場所でも「仕事」の質を追求して行く事で価値のある人間にりなりたいと強く願います。

野球に限らず共通する考えだと思いますが皆さんはいかがでしょう。大手の会社に勤めている人だけが良い仕事をしているのでしょうか。無名で小さな会社でも素晴らしい仕事をしている人達を僕は知っています。そんな仲間が僕の周りには沢山います。だから、僕もそんな仲間のように自分の仕事の質を追求して輝いていたいと思うようになりました。そうやって生きたい!と。

とはいえ、NPBでプレーして日本にいる仲間たちにプレーを観てもらいたい、という思いは持ち続けます。NPBでも必要とされる選手になるべく成長を続けていかなければならないですね。

ファンの皆さん 、スポンサー様、恩師、仲間、家族、妻に心から感謝して頑張ります。




本年もどうぞ宜しくお願い致します。


生きるぞ!!!






o(・∀・)o 「ざぁぁぁっす。」