●アズキ 小豆 あずき
★アズキ(小豆、Vigna angularis) http://p.tl/3Tux  マメ科ササゲ属の一年草。
原産地は東アジア。過去にリョクトウ (V. raridata) の変種やインゲンマメ属 (Phaseolus) の一種と分類されたことがあり、インド原産と誤解されているが、祖先野生種のヤブツルアズキ (Vigna angularis (Willd.) var. nipponensis) は日本からヒマラヤの照葉樹林帯に分布し、栽培種のアズキは極東のヤブツルアズキと同じ遺伝的特徴をもつため、東アジア原産とすべきである[2]。日本では古くから親しまれ、縄文遺跡から発掘されているほか、古事記にもその記述がある。
アズキの約20%はタンパク質で、栄養価が高いほか、赤い品種の皮にはアントシアニンが含まれ、亜鉛などのミネラル分も豊富である。

★小豆粥(あずきがゆ) http://p.tl/HiA7   http://p.tl/-On0
小豆を入れて煮た粥。普通の白粥と違って赤く染まるので、その色に呪力(じゅりょく)を認め、屋移りや旅立ちに災異除(よ)けとして用いられた。またハレの日の食物として神祭や年中行事にもつくられ、小正月や11月23日の大師講に著しい。 ...

★粥(かゆ、かい、しゅく) 
米(うるち米)、粟、ソバなどの穀類や豆類、芋類などを多めの水で柔らかく煮た料理。粥の上澄み液は重湯(おもゆ)という。 英語ではポリッジ(英語:porridge)と呼ばれ、米の粥はライスポリッジ(英語:Rice porridge)と呼ばれている。
★水分量による分類   http://p.tl/YWjt
★穀類による分類    http://p.tl/V5P8
★具や味付けによる分類 http://p.tl/5naW

★雑炊(ぞうすい) http://p.tl/l8ht
米飯にだし汁と醤油や味噌などの調味料を加えて、肉類、魚介類、キノコ類や野菜などとともに再度炊き上げた料理。地域によってはおじやとも呼ばれる。鍋料理の残り汁にあらためて米飯を加え再加熱したものも雑炊と呼ばれる。その場合多くは仕上げに溶き卵と刻みネギが加えられる。
古くは「増水」と表記され、米飯の量を水で増やすという意味合いがあった。この増水に他の具材を加えるようになってから「雑炊」の文字があてられるようになったようである。
米飯の保温や再加熱が容易でなかった時代には、冷や飯の再利用方法のひとつとして家庭でも頻繁に作られていた。現在では主として鍋料理の締めや、体調不良時の栄養補給として粥と同じように用いられることが多い。

★汁粉(しるこ) http://p.tl/JpXp
主に小豆を砂糖で甘く煮て、この中に餅や白玉団子、栗の甘露煮などを入れた食べ物。おしることも呼ばれる。

★ぜんざい(善哉) http://p.tl/or8x
主に小豆を砂糖で甘く煮て、この中に餅や白玉団子、栗の甘露煮などを入れた日本の食べ物である。
一般的には小豆の粒が存在するものを指して用いられる用語である。漉(こ)し餡の汁粉は「こしあんのぜんざい」と大阪では呼ぶ。もっとも、東日本などの地域では、粒餡を使用したぜんざいを汁粉(しるこ)と呼んでいる。
ぜんざいと同様の材料ながら、ぜんざいよりも水分量がはるかに多く、飲料に近い形のものもある。これは関東ではゆであずきと呼ばれている。

★夫婦善哉(めおとぜんざい) http://p.tl/wxHR
大阪の法善寺の横にある店名。ぜんざい一人前を2つの椀で出すことから夫婦善哉という。明治創業時の店名は「お福」だった。

★ぜんざいとおしるこの違い (食育大事典) http://p.tl/XYpp

★ぜんざい公社(ぜんざいこうしゃ) http://p.tl/wJQm
落語の演目の一つ。元は「お膳しるこ」として演じられていたもの。落語の演目の中では、現実の世界をひねった内容である。
・あらすじ
ある男が「ぜんざい公社」と言う役所の存在を知り、ぜんざいを食べようと思って公社を訪ねる。ところが入るなり、男は住所を聞かれ、書類を書かされ、健康診断を受けさせられたりと苦労を重ねる羽目になる。やっとの思いでぜんざいにありつくも、甘味がまったくない。実は、甘い汁は当公社が……という落ちがつく。

★赤飯(せきはん) http://p.tl/oiSS
もち米に小豆またはささげ(大角豆)を1-2割混ぜて蒸し上げたご飯である。
主に日本で食される料理で、「強飯(こわめし)」「おこわ」の一種。
★赤飯の起源 http://p.tl/m9xl
古代より赤い色には邪気を祓う力があるとされ、例えば墓室の壁画など呪術的なものに辰砂が多く使われ、また、日本神話の賀茂別雷命や比売多多良伊須気余理比売出生の話に丹塗矢(破魔矢の神話的起源)の伝承があることからも窺える。 ...

★「ハレとケ」http://p.tl/XyLq  とは、柳田國男によって見出された、時間論をともなう日本人の伝統的な世界観のひとつ。
民俗学や文化人類学において「ハレとケ」という場合、ハレ(晴れ、霽れ)は儀礼や祭、年中行事などの「非日常」、ケ(褻)はふだんの生活である「日常」を表している。
ハレの場においては、衣食住や振る舞い、言葉遣いなどを、ケとは画然と区別した。

★黒飯(こくはん)は、北海道で弔事に食べる黒豆を使ったおこわ。http://p.tl/fv-y
赤飯と違いご飯に色はついていない。葬式や法事の食事の際に、折詰で出されることが多い。通常は販売されていない。
上記葬祭の飯として仕出し屋などからも広く注文で取ることもでき、北海道では比較的どこでも見ることが出来る。

★万祝(まいわい、正字体:萬祝) http://p.tl/946B  、漁師の晴れ着として作られてきた和服の一種。
江戸時代から漁師の間で広まった民俗的衣装で、江戸時代の房総半島の漁村が発祥といわれる。その後、広く太平洋岸の漁村にも広まった。
起源は、大漁祝いの引き出物として船主や網元が漁師に配った祝い着であるとされ、長半纏を染め上げたものだったという。柄は、黒潮を表す藍色で文字を染め抜いた地味なものもあるが、多くは鶴亀・宝船・鯛など、縁起の良いものを多色染色で鮮やかに描いている。その鮮やかさは「漁民民芸の結晶」と呼ぶ者もいるほど。生地は、通常は木綿が使われるが、稀に絹が使われた事例もみられる。この染色技法は、現在でも各地に継承されて、民芸品などに活かされている。

★七草がゆ・七草粥(ななくさがゆ)・七種粥  http://p.tl/mbvG
人日の節句(1月7日)の朝に食べられている日本の行事食(料理)である。
春の七草や餅などを具材とする塩味の粥で、その一年の無病息災を願って食べられる。祝膳や祝酒で弱った胃を休める為とも言われる。
この行事は、平安時代には行われていたが、室町時代の汁物が原型ともされている。