モスクワ世界陸上マラソン代表の国内選考レース日本人上位3人(敬称略)
☆福岡
2位
堀端(元八代東高)
4位
藤原(元拓大)
5位
黒木(第82回大会学連選抜・元帝京)
☆別府
1位
川内(第83回・85回学連選抜・元学習院)
2位
中本(元拓大)
3位
東野(第84回大会学連選抜・元明治)
6人中、3人が学連選抜経験者(黒木・川内・東野)です。
また6人中、5人が箱根駅伝経験者(藤原・黒木・川内・中本・東野)です。
関東学連上層部は「学連選抜の役目は終わったから廃止しよう」と言います。
しかし、モスクワ世界陸上マラソン代表選考レースの国内上位では第82回~85回の箱根駅伝学連選抜経験者がしっかりと走っています。
学連選抜経験者の母数は箱根駅伝経験者の母数と比べて圧倒的に少ないにも関わらず…です。
このことは、「学連選抜が日本男子マラソン界の強化に繋がっている」ということの証明ではないでしょうか?
また「箱根から世界へ」という箱根駅伝の「原点」とも合致しているのではないでしょうか?
今後、第86回大会以降の学連選抜経験者も次々とマラソンに挑戦してくるでしょう。
そうした選手の中にはマラソンで結果を残す選手も出てくるでしょう。
ようやく「学連選抜の成果」がマラソンで出始めたのです。
成果が出始めたものを「役目が終えた」と廃止する関東学連上層部の考えは全く理解できません。
「再チャレンジ可能な陸上界」のキッカケの1つとして、学連選抜は有効に機能しつつあるのです。
今回のマラソン代表選考レースの結果を踏まえて、関東学連上層部には「学連選抜廃止」について再考をお願いしたいと切に願います。
「再チャレンジ可能な社会」を創るために「再チャレンジするための目標」をなくさないで欲しいと思います。
補足
本日の延岡西日本マラソンでも初マラソンの佐野(第85回・86回学連選抜[出走は85回のみ]、元麗澤)が優勝しました。
さらに松本(第81回学連選抜、元東大)が5位入賞しました。
「役目は終わっていない!これからなんだ!」ということを関東学連上層部にわかって欲しいです。