320議席の危機が目前に迫っている! | イージー・ゴーイング 山川健一

320議席の危機が目前に迫っている!

今夜、JNNが行った衆院選の中盤情勢についての報道があった。これをどこまで信用するのかはともく、「衆院選情勢分析、自民300議席に迫る」とある。http://news.tbs.co.jp/newseye/tbs_newseye5205286.html

「民主党は大苦戦で、小選挙区では40議席を割り込む情勢、比例代表も30議席獲得が微妙と、合わせても70議席に届かない可能性が出ています」と伝えている。

自民党は「20の県で議席を独占する勢いで、小選挙区だけで200議席を大きく超え、60議席を超える見通しの比例も加えると、自民党単独で過半数を超え、300議席をうかがう勢いです」とのことである。

公明党の予想獲得議席数は30議席。
自公で320議席を上回る可能性がある──と、毎日新聞とTBSは」伝えているわけだ。

320議席というのは、全員で480議席ある衆議院の2/3の議席に相当する。政府が何か法律を通そうと思い、衆議院では可決しても参議院では否決され場合でも、法案は再度衆議院に戻される。ここでの再可決で2/3の賛成が得られれば、参議院での否決を無視して法案は成立してしまう。

日本維新の会は、「45議席を上回りそう」だとのことで、みんなの党が16議席獲得、そして「日本未来の党は知名度が上がっておらず、小選挙区で有力なのは4議席、比例と合わせても10議席前後」と毎日新聞とTBSは断じている。

自公維新を合わせると、375/480という、恐るべき権力機構が誕生することになってしまう。

そんなことはないと祈りたいが、もしもこの予想が正しいとすれば、民主党より遥かに強固な目的集団である自民党が内紛で瓦解するというようなことも考えずらく、しばらくはやりたい放題である。各地の原発の再稼働、憲法改悪、国防軍と立て続けに悪夢が続くことになるだろう。

危機が目前に迫っていると言うべきだろう。
12月16日、圧倒的な人数で選挙に行こう!
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