人体は酸素を利用できるのは、ツツガムシ病みたいなもの!聖徳太子もビックリ! | 受験専門の心療内科 東大赤門 吉田たかよし

人体は酸素を利用できるのは、ツツガムシ病みたいなもの!聖徳太子もビックリ!

人体は酸素を利用できるのは、ツツガムシ病みたいなもの!
聖徳太子もビックリ!


 日いずるところの天使、
 日没するところの天子に書をいたす。
 つつがなきや


ご存知、聖徳太子が隋の煬帝に出した国書の冒頭だ。

この「つつがなきや」は、もともとは、「ツツガムシ病は広がっていないか」という意味だった説があるという。

ツツガムシ病とは、高熱が出て、発疹が広がる病気。

リケッチアという、細菌のような、細菌でないような、ちょっと変わった病原体で感染する。


私たちの遠いご先祖は、20億年前に、このリケッチアの仲間に感染。

そのまま細胞に居座り、ミトコンドリアになって、酸素を利用できるようになった。

ツツガムシ病は嫌だが、20億年前に感染してくれたリケッチアの仲間には大感謝だ。

人体と元素の関係について、「元素周期表で世界はすべて読み解ける」(光文社新書)の第3章で詳しく解説しているので、こちらをご参照ください。
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