先日ご縁をいただいた生徒さんがいらっしゃいます。
「私、ピアノが嫌いで仕方ないのです。
でも、先生に習うことでなんとかしたいんです。」
そうおっしゃいました。
さまざまな理由により、”ピアノがキライ”になってしまった方…
これまでそういうケースをたくさん見て参りました。
習い始めた理由だったり、
弾いていた教材がその時の自分に合っていなかったり、
些細な事が原因で嫌になっちゃったり、
重大な”何か”が起こって弾きたくなくなったり…。
その方その方により、”キライ・もうヤダ!”
と感じるポイントは違います。
「でも、カラオケは好きでしょう?」
「はい。まあまあ、その場のノリで。」
「そう、それはイイね~(o^-')b」
「でも、音符は読めないし、ピアノにはなるべく触りたくないデス。」
「そうか~。楽譜を読むと混乱するのなら、読まなくてもいいよ。
弾かなきゃいけないっていう状況の中だと、辛いね。
ピアノはキライでもいいから、さ。」
「はい~~。。」
「とりあえず、弾きづらくてモンモンとするところはね、
こんな風にしてみてごらん…。」
そんな調子で、一緒に鍵盤に触れながら、
少しずつピアノとの距離を(さりげなく)近づけていきます。
昨日ご紹介いたしました、
スコアメーカーで作成した楽譜
の中から、
”なんちゃって音楽”の簡単なものをおまけの宿題で出しましたら、
「…あっ、これ。弾けたら面白いかも…!」
と食いついてくれました。嬉しいですね~♪
また私の教室ではすっかり定着した、
”花マルカード”
の丸ハンコがじわじわと貯まっていくのも、
ひそかにその生徒さんの”なんだか、嬉しい”という気持ちに、
繋がってきたようです。
”ピアノはキライ”と言う生徒さんでも、
”音楽”自体が嫌いなわけじゃない。
私の講師としてのささやかな経験からですが、
大きな視点から見れば、何かしらその人の
”この曲が好き”というものがあると気が付きます。
ですから、どんなに小さくてもその”好き”がある限り、
本当に”音楽が嫌いな人”などこの世には、
もしかしたら一人もいないのではないかな?
そんな風にひそかに確信を持ちながら…私は指導しています。
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