クラブを短く握って球を打ったら、

飛距離と球筋はどうなるのか知りたくて

練習してみました。


先ずはPWから。


小指の横幅3本分くらい余して

握ったらどこがどうかわったのかと

いいますと・・・・・・・。


1つめは、アドレスです。


短く握った分、ボールの近くに

立ちますから、両脇が締まりやすくなります。


体と腕の一体感が出てきたと感じました。


手だけで合わせる打ち方が解消されるのでは?

と直感しました。確かにボールを打ってみますと、

手の役割が半減した感じです。


体と一体となって腕を振る感覚に目覚めます。


そんなに腕に力を入れなくていいんだ、と

いう感覚です。


2つめは、芯を食った時と、食わなかった時の

感触の差が激しすぎるということです。


芯を食ったら軽い感じでボールを

運ぶ感覚が出てきます。


でも、芯を外せば、手のひらに鈍い感覚が

残るだけです。目一杯長く握って

球を打つ時よりも、ボールの重さ、

衝撃をもろに感じます。シャフトの

しなり方も少ないのでは?

3つめは、飛距離と弾道です。


PWでは、短く持っても長く持った

時とのキャリーの

距離差はありませんでした。


つまりショートアイアンのように精度を

要求されるクラブは、短く持って

攻めた方が有利!?かもしれません。


球の高さもさほど差がない感じです。


8番アイアンでも、ミート率が良くなる

せいか、距離はそんなに変わりませんでした。


しいていえば、チョークダウンすると、

球が若干低くなる程度でした。


ところが、6番アイアンより大きなクラブに

なりますと、大きく変わります。

つまり、6番の通常の球の高さよりも

3分の2くらいで、相変わらず低い!


短く持つと、シャフトがしならない

のでしょう。


ただし、落ちてからのランは

格段に出ます。


私の場合で50~60ヤード。

ハーフトップ気味に低く出たかと

思うと、落ちてからよく転がります。


ですから、チョークダウンして

ミドルアイアンのクラブを持つ時は、

砲台系のグリーンは狙えないし、

高低差のあまりないグリーンなら

グリーン手前に刻むくらいの番手選び

が大切です。


かつて3番アイアンをかなり短く持って

150ヤード先のグリーンを狙ったことが

ありますが、その時は、ランが出て

グリーン奥の落ち葉が舞う傾斜地まで

転がり上がっていきました。


それくらいランが出て飛び過ぎると

いうことです。


でも、このチョークダウンはいい点も

たくさんあります。


ミート率が良くなります。


短く持ってコンパクトに振るだけですから、

当て易くなるのです。


それからボディターンが身につきます。


冒頭でも書きましたが、腕と体を

一体化させて構えられますから、

このアドレスを再現できれば、

体のパワーが効率よく腕に伝わる

のです。


このチョークダウン、

チェ・ナヨンやアン・ソンジュといった

韓国の実力派女子プロが実践しています。


正確にフェアウェイにヒットし、なおかつ

飛ばすには、チョークダウンが効果が的です。


とりあえず、私はショートゲームや

ショートアイアンのみ、チョークダウンして

コースを回ってみようと思っています。