アラファト議長を毒殺した悪魔の放射性元素! | 受験専門の心療内科 東大赤門 吉田たかよし
2012-11-25 07:29:55

アラファト議長を毒殺した悪魔の放射性元素!

テーマ:元素周期表
アラファト議長を毒殺した悪魔の放射性元素!


パレスチナ自治政府のアラファト議長は毒殺されていた!


ビックリするニュースだ。



アラファトさんの遺体を今月27日に掘り起こし検体を調べるそうだが、どうやら毒殺は間違いなさそう!


毒殺に使われたのは、ポロニウム210という元素。


人体へのダメージでいえば、実質的には、なんとウランの100億倍の放射能を持つ。



こんなものが、どんなに微量でも体内に入ったら、多臓器不全で死亡してしまう。


ムチャクチャ怖い元素で、実験でも、こんな元素は使いたくないね。



旧ソ連のKGBの工作員だったアレクサンドル・リトビネンコさんが、ロシアのプーチン大統領の批判していて、イギリスで謎の死をとげる事件が9年前にあった。

この時に使われたのが、この
ポロニウム210。

これは、暗殺のためにある元素といってもいい。



普通の放射性物質はガンマ線を出すものが大半だが、
ポロニウム210は、ほとんど出さない。

強力なアルファ線を出す。

アルファ線は、近くを破壊するが、遠くには届かない。


だから、暗殺者は隠し持っていても、見つからないし、自分は安全。

しかし、毒を盛られたひとは、内部被曝で死亡する。


暗殺のために設計されたような、究極の悪魔の元素だ。

日本で使われないことを祈るばかり・・・。

毒物と人体との関係について、「元素周期表で世界はすべて読み解ける」(光文社新書)の第7章で詳しく解説しているので、こちらをご参照ください。



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