くるりのこの曲で日本語の表現力を堪能しよう。 | NIPPON人の音楽を褒めよう。
NIPPON人の音楽を褒めよう。-飴



くるり 「飴色の部屋」


この曲を聴くと、イントロと間奏のギターリフが頭から離れなくなる。
なんというか、沖縄の民謡っぽいフレーズとでも言うか、いつも僕の心を沸々とさせるフレーズ。

この曲の中ではその間奏の演奏が1番好きです。Aメロなんかも、普通っぽいんだけど実は何気に凝ったアレンジをしている。

ギターなのかシンセなのかわかんないけど、LRに交互にふられた「ピーポーピーポー」って鳴ってる単音とか(すみません。文字では上手く伝えられない。。)、なんかデジタル感があってくるりらしい。

サビにいくと跳ねてたリズムが平坦になったりとか、演奏やアレンジが何気に凝ってて、こういう調理をしてくるあたりさすが。

歌詞も相変わらず日本人らしい表現を使っていて、あの夕暮れ時の孤独感なんかがヒシヒシと伝わってくる。

「西日で灼けた心 飴色に染まっていく」

ここの雰囲気は、日本人じゃないと想像できないんじゃないかなー。一人で生きていかなきゃいけない恐怖孤独覚悟みたいなもんがフワーっと漂ってくる。

僕は海外に一人で滞在していたことがあって、言葉も通じず、友達や知り合いも居なくて本当に孤独でした。僕には友達が少ないと思ってたけど、異国で一人になってみると、そんなことはなかったと気づかされた。たとえ頻繁に会わないような人であっても、いつでも会える距離に居てくれるだけで心強い僕の友人だったんですよね。

一人ではないというのは本当に心強いものです。この曲は独特なアレンジも相成って、あの時のノスタルジーに戻してくれる、淋しいような嬉しいような、なんだか不思議で面倒くさい曲です。



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