TPPのこと、諦めるんですか? | フィフィ オフィシャルブログ「All about FIFI」by Ameba

TPPのこと、諦めるんですか?


いま、テレビでTPP推進派の教授が出てきて説明してるけど、それでも日本にとってのメリットが見えてこないんだよね。

そう言えばママが言ってたな。まともな学者は、捏造だったり偏向報道があたりまえのテレビで意見するのを嫌うって。

当初は農業とか工業への影響ばかりがクローズアップされてたけど、その話し合われるTPPの中身は20項目以上、医療制度も金融制度もアメリカ主導で見直される?ってことなのね。たとえば知的財産、データーの扱いも自由化されるだろうし、外国人労働者の流入も考えられるよね。

もうね、ここまできたら全ての分野においてアメリカの息がかかるって事だよね?わたし、大袈裟でしょうか?

こんな状態にならないためにも早めに参加を表明して交渉のテーブルにつきたい。今後アメリカとの交渉で、アメリカと駆け引きしながら日本の経済を有利に運んでいきたい。また、アジア太平洋地域を日本がリードしながらTPPの枠組みを作っていきたい。

これが推進派の言い分ですが、、、これまで日本がアメリカに強気に出て日本の意思を通したことがあったでしょうか?日米交渉はいつも通りアメリカに流されて終わるんでしょ?これまでだってNOと言えない日本って言われてきたじゃない?アメリカとの外交に自信があるならなぜ普天間問題はうまく解決できないの?

アジア太平洋地域でのリーダシップといっても、今の日本がどこまで信頼されてるのかも疑問なんだよね。実は米議会も、日本で推進派と賛成派の意見がきちんとまとまるまでは参加は望ましくないと言ってるんだよ?アメリカに言われちゃってるんだよ?付け加えて、『焦っても日本がTPP交渉に参加できるのはずっと先になるだろう』とアメリカは仰っています。

そもそも、参加表明する前に政府はなぜTPPに参加した際の、ダメージを受ける産業に対する保障を明確に示さないのか?なぜ、TPP参加の意味を国民の前に堂々と立ってアナウンスしないのか?今後、野田総理からなんらかのアナウンスがあるそうですが、参加表明をしてからじゃ遅いですよ?

これは国民にも責任があります。TPPに対して国民はどんな形であれ意思表示をするべきです。大々的にデモしてる人の多くは農業に携わる人でしたよね。大多数の日本の国民は騒がないし、、政府にとってはやりたい放題の国ですよ。税金をこんなに払っているのに、政府にやりたい放題にされて、それでも黙っててくれるんだから。騒がないのが日本人。この場に及んで、それが日本の美徳でしょうか?国民は政府になめられちゃいますよ?

ギリシャ、イタリアを筆頭にEUは財政危機で揺れています。北アフリカや中東では次々に政権が倒されました。しかし国が変革を求める時、当然そこにリスクは伴います。新しいシステムが軌道に乗るまでは、国が不安定になることは避けられないのです。変革を恐れて、安定を手にしても、それすらいつまで続くか…

昼休みが長くて、残業もしなくてのん気に生きてきたそれらの国々が財政危機に陥ることは不思議じゃないけど、多くを犠牲にして働きづめで、それでも窮屈な生活を虐げられてる日本が危機に立たされてるのは納得いかないですよね?

これは財政危機でもなければ政権崩壊でもない、だけど国家存続の危機ではないでしょうか?こうして国はしらずしらずのうちに崩壊への一途を辿るのですね。何より一番恐ろしいのはそれを国民が自覚していないこと。

いまだにTPPが自分の生活を直接脅かすと認識していない人も多い。薬品・医療や農薬、添加物の基準の見直し、遺伝子組み換え食品の輸入緩和など、健康に影響を及ぼすであろう事態を想定すると、私は子の親として声を荒げずにはいられない。

日本の未来と、将来を担う子供たちを守ってやれるのは私たちしかいないでしょ?私は後悔したくないから、日本に対して無責任でいたくないから。自分のやり方で訴えていきたい。あなたの勇気も求められています。まだ間に合うと思いませんか?それとも諦めますか?