
thank you伝道師 ナースりん

強い風が、
換気扇をゴトゴト


外は見ていないけど、
この調子で雪も降ってたら…

吹きさらしがスゴイだろうなぁ(恐

今日は、日中のうちに父の面会に
行ってきました。
相変わらず父は寝たきりで、
体が怖いのは、怖いと思うのですが…
生きる気力を失っているので
食べ物もほとんど食べません
悲しいくらいに痩せていきます。
詳しいからだの状態は聞いてないので、
断定はできませんが…
寝たきりになるにはまだまだ早い時期だと
私は思っています

本人は、思っていた以上に弱気で、
病名を聞いてからみるみる気力ダウンしていきました。
かと言って、ガンコな父です。
弱みを見せたくないでしょうし、
気力は萎える一方で、
八方塞がりなのでしょうかね。
本人のみぞ知る…。
長年、病院勤務をしてきて、
本当に今生の最期までトイレに行き、
人によっては自宅で過ごし、働きながら
息を引き取った大先輩もいます。
それを思うにつけ…
「人間の尊厳ってなんだろう?」
私も持病を持ち、
いくら命に別状はないと言われても、
息苦しさが出ると心細くなりますが、
その時まで、
自分なりに生きてきたことを
後悔しない…むしろ、
「よく頑張ったね、私」
そう言えるようで在りたいと
いつも思います。
誰しもが私と同じ考えであるわけがなく、
父は父なりの生き方をしているのだと、
そう思おうとしても、
あまりにも悲しい現実に…
ナースとして、娘として、
すっごく悔しい気がしています。
お世話になっている

やっぱり…
人間として尊厳を持って生きるという意味を、
今一度、
各々…特に医療業界・介護業界のプロなら、
振り返ってみてもらいたいなって、
思いました。
苦しいかも知れない。
体がだるいかも知れない。
時間がかかるかも知れない。
だけどね…自分でトイレに行けることは、その人の尊厳。
思いを表出できることは、その人の尊厳。
それを、
その人に合わせながら引き出すのが、
プロの務めではないのかと。
経時的な処置や来室ではなく、
人間としてコミュニケーションをとることで
生きがいや楽しみを見出すこともできます。
理想論と言われようとも、事実なのです

私がこの目で見て、
体験してきたことなのです。
機械的な接し方は、
生きがいを奪います。
人間としての尊厳を奪います。
きっと100人いたら100人が奪い取られるでしょう。
その人の「その人らしさ」を奪うリスクが、
私達、医療・介護に携わる者に
課せられているんです。
ある意味、過酷な職業かも知れません。
その分、相手と繋がったときのやりがいは
最高のものです。
おかげさまで20年近くも
この仕事に誇りを持ってこれました。
そして…医療制度や介護制度に幻滅しています。
看護教育制度についても…

自分に何ができるか

…と言われれば微々たる力ですが、
心の教育を、もっと拡げたい…
その思いは今も心の炎のまま、灯っています。
すべての人が、
尊厳ある生き方ができるように…
残された機能や、
まだまだできることを大切に思い、
そこに手を差し伸べて、
一分一秒でも長く機能を維持できるよう
それが本来の看護のあり方だったように
思います…少なくとも私はそう習いました。
父にもそうあってほしいという願いと、
いつもそばにいるわけではなく、
本当に父が望んでいることが何なのか?
今までの親子関係もあって、
推し量りきれない思いがウズウズします。
だから、遠隔で気を送り続けます。
思いを風に乗せて、
「ホ・オポノポノ」で私が思っている父の姿を
クリーニングしています。
きっと大丈夫!きっとできる!!!!
父は父らしく生きている…
父らしく生きられる…
それが私の願いです。
患者さんには…面と向かっていろんな話ができたのに、
身内にはなかなか腹を割って話すことが
できない娘でごめんなさい。
そして、
このもどかしい今の看護の状況を打開したい!
私だけでなく、
意見できずに飲み込んで、
ただお任せすることしかできないご家族が
たくさんいらっしゃると思うんです。
何よりも…患者さん、利用者さん自身が
悔しい、寂しい思いをしていると思うんです。
人間としての看護・介護ができる環境を
作りたい!!!!
強く、強く…炎








