「天野統康のブログ 金融システムから見る経済社会論」
http://ameblo.jp/amanomotoyasu/entry-11452117675.html
[前略]
「図 あなたはお金のしくみにこうして騙されている 天野統康 徳間書店 P332、P333 より転載」
ロイターで以下のようなコラムが掲載されるとは驚いた
時代の流れを感じるな~。
(以下転載)
<リンク> ロイター ラム:アベノミクスに残る奇策は100兆円硬貨か=村田雅志氏
村田雅志 ブラウン・ブラザーズ・ハリマン シニア通貨ストラテジスト(2013年1月17日)
米国では年明け早々、「1兆ドル硬貨」の発行が話題となった。
連邦債務上限引き上げ問題をめぐる政府と議会の協議はこう着状態のまま。
民間団体の超党派政策センターなどは、債務上限が引き上げられなければ2月半ばから3月初めの間に米政府がデフォルト(債務不履行)に陥るとの試算を発表している。
(中略)
仮に安倍首相が国債残高の積み上がりを懸念し、財政拡張に二の足を踏んでいるのであれば、政府貨幣を大量に(たとえば100兆円ほど)発行することも選択肢として考えられる。
政府貨幣は国債ではなく、あくまで通貨であるため、政府貨幣を大量に発行しても国債残高が増えることはない。
また政府貨幣の発行においては、国債発行の場合と異なり、政府は償還や利払いの義務を負うことはなく、発行後の財政負担を回避するメリットもある。
(転載終了)
アメリカではお流れになった1兆ドル硬貨の案だが、日本で行っても構わないだろう。
上記の記事の通り、100兆円分の硬貨を大量に発行し、それを日銀に買取らせれば、財政赤字を拡大させずに、借金の返済に充てることができる。
消費税増税などいらないのである。
これを図にして解説したものを、2011年の1月に出版した「あなたはお金のしくみにこうして騙されている」のP332~333で掲載した。(記事上図)
この時は夢物語のような話だったが、世界的な話題になってきた。
今後は、国家債務に苦しむ各国で実践されていく可能性もあるかもしれない。
現在の世界は、時代の変わり目である。
こんな方法で借金の財源を確保できてしまうとはどういうことか?
そもそも国家債務とは何なのか?
そのカラクリを知りたい方は以下の本をお読み頂きたい
[後略]