つい数日前に、とあるお客様が来られた日のことです。
この時の、私の接客に対して、メールが届きました。
この出来事があった翌日、
出勤直後に、上司から電話があり、
「何があったんですか?」
「メールが来てますよ!」というので、
その言い振りが、何をやらかしてくれたんだヽ(`Д´#)ノ!っていう言い方だったので、
「えっ? クレームですか?」
って聞いたら、お褒めのメールです・・・とのこと。
だったら、最初からそう伝えてよ、心臓に悪い。ヽ(#゚Д゚)ノ┌┛(ノ´Д`)ノ
で、以下、原文ママ。
店名のみ、○○にしています。
父の代筆です。
私の父は全盲で、母は、膝関節症により、歩行器を使用しています。
今日のお昼過ぎに、私が買物をしている間、
○○(お店の名前)で休んでもらうことにしました。
いつもは席に着くまでついているのですが、
今回は、小さい子供を連れていたこともあり、2人で行かせました。
父母から聞いた内容なので、少し違った表現になるかもしれませんが、
とても感激したと、それはそれは大変な喜びようだったので、
こちらに連絡させていただきました。
父母は、障害を持っているので、負い目みたいなものも持っています。
お店に入るだけでも、気を遣い、
物を運ぶのも困難なので、運んでくださいと言った時に、
嫌な対応をされた時の心の痛みは相当なものです。
ですが、今日、伺った○○の方の対応が感動したと、ずっと言っていました。
お店の前でパンを選んでいるときに、
他の人には、トレーにお取り下さいと案内していたけれど、
父母の様子を見て、どちらのパンをお取りしましょうか?と声をかけてくれたこと、
会計をするときに、母がレジの方に行き、父が取り残されたのを、
どなたか名前がわからないのですが、
すかさず、父の前方に寄り添い、腕につかまってくださいと言い、
母のところまで連れて行ってくださったこと。
普通、晴眼者(目の見える方)の方は、腕を引っ張ったり、手首をつかんで引っ張ったり、
後ろから押すように誘導したりするんです。
これは視覚障害者にとって、とても怖いことです。
でも、その方は、父の斜め前方に立ち、「腕をつかんでください」と声をかけてくれ、
「このまま、12時の方向に進みますね」と声をかけてくれたそうです。
この方は、視覚障害者の手引きの仕方を知っていると驚いたそうです。
もしかしたら、大きな会社だから、
そういった障害者の手引きの仕方も、教育が行き届いているのかもしれないですね。
そうだとしたら、本当に素晴らしいことです。
席に飲み物やパンを運んでくださったあとも、
お帰りの際は、こちらに置いたままで大丈夫ですのでと優しく声をかけていただき、
最後の最後まで感激したと喜んでいました。
とかく障害者は邪険な扱いを受けることが多く、
嫌な思いをしても、我慢を強いられてきました。
今日は、ものすごく機嫌がよく、
また、あのお店に行きたいと申しておりました。
母に、なんで名前を聞いておかなかったんだと、
今も目の前でぶつぶつ言っております。(笑)
できれば、どなたかお名前がわかると嬉しいのですが。
ちょうど、社誌で、うちの店の特集が組まれることが決まってて、
私に原稿依頼が来ていたんだけど、
その内容が、昨対120%超えを継続しているのはなぜか?みたいな、
当の従業員は全く実感がないことで、困り果ててたところ。
だって、なんにもしてないし。
やっとの思いで書いた原稿、
その締め切りが過ぎた後、
今回のこのメールが届いたことで、差し替えに。↓(;´∀`p||苦笑;||↓
親会社の常務や、専務からも、このメールが届いたことを喜ぶメールが届きました。
「素晴らしいメールをいただき本当に嬉しく、
このようなスタッフに働いていただいていることに、心から感謝いたします。
ありがとうございます。
○○店は、ちょうど1年前にも素晴らしいお褒めのメール をいただいております。
(中略)
そのお店が、またこのような素晴らしいお褒めのメールをいただき、
1年経っても接遇力が変わらない、
さらにパワーアップしているのは、本当にすごいと感動しました。
相手の立場に立った心遣いと、気遣う気持ちと、それを実行することの大切さ、
またこのようなことができる人が、一人の人として、
最も素晴らしい人なのだということを改めて教えていただきました。
今回のお褒めのメールも是非紹介し、さらに素晴らしいお店づくりに活用させていただきます。
ありがとうございました。」
視覚障害者の手引き・・・、講演会で聞いた話や、
その時に買った本に書いてあったことが、
こういう形で生かされたことは、本当に良かったです。
どこで、どういう知識や経験が生かされるかって、わかんないですね。
最後まで、お読みくださりありがとうございました。
。*:★(pqvωv)ぁりがとぅござぃました♪(vωvpq)。:゚★。