所謂体育会系といわれる集団で起きた事件、全日本女子柔道のトップクラス15人が連名で監督から体罰を受けていると12月にJOCに直訴した事件が、1月も末になってスポーツ紙が一斉に書き立てたことによって明らかになった。9月に匿名の告発があって全日本柔道連盟は監督双方に事情を聞き、監督が選手たちに謝ったという説明がなされていたが、公表されなかったので、連名で直訴したのか、それとも絶えることなく暴行が続けられていたから、告発したのか。多分後者だろうと思う。それが1月にも後半になって暴露記事のようにスポーツ紙、一般紙が書き立てたのは、何も解決していなかったからだと思う。
 昨日30日の報道と全日本柔道連盟の釈明会見を受けて、園田全日本女子柔道代表監督が、辞任の意向であるという記者会見を行ったのだが、辞任会見ではなく、進退伺を全柔連に出したというものだったし、自分としては体罰だとは認識していなかったとも言っていた。この辺に体罰の温床の根深さを感じている。進退伺は、受理されるだろうか。
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