WBC、残念でした。
選手達は、みんな全力でよくがんばったと思うが、少し足りませんでした。

今回の日本チーム、わしが最後までひっかかっていたのは、ブルペン陣のメンバー構成でした。
大会前に故障者が出て、仕方なかったのかもしれないが、リリーフの専門家が少なすぎました。
それと、これは、前々から感じていた事だが、日本球界には「先発からリリーフへ降格」という言葉があるように、先発投手がリリーフ投手より投手として優れているという考えがあるように思います。
しかしながら、リリーフとういうのは、実際やってみると、とても専門的で誰でもできるポジョションではありません。

この大会では、球数制限があるため、2番手の投手に重点をおいた人選になったと想像できます。
長いイニングを投げられるいい投手イコール先発投手という発想で、先発タイプが多く選ばれたのでしょう。
しかし、2番手での登板(ロングリリーフ)は、非常に難しいんです。
先発が早めに降板しているわけだから、劣勢の場面がほとんどで、失点しないで長いイニングを投げなければいけません。
先発投手は、長いイニングを投げるために、冒険的な投球をするもんです。(多少の失点はゆるされる)
失点のゆるされないリリーバーたちは、そんな投球はできません。
それで、全球勝負のような投球になることが多く、長いイニングが投げられないのです。(先発投手は、こういう投球に慣れていない)
この理由だけでも、ロングリリーフがいかに難しいか、わかるのではないでしょうか。
レギュラーシーズンでも、いいロングリリーフがいると、チームは助かります。
壊れたゲームを立て直したり、負けゲームで他のリリーバー温存のために投げたり、地味ではあるが、長いシーズン戦うのに、欠かせないポジションです。
話があっちこっちに飛んで分かりづらくなってしまいました。
つまり、ブルペンを構成するときは、しっかり適正を見極めなけれればならないと言う事です。(その上、持ち場を明確にしてあげるとよりいい)
この機会に各チームのブルペン構成をチェックしてみるのも、おもしろいかもしれませんね。

優勝を逃した原因さがしは、これぐらいにしておきましょう。
なんだかんだいっても、この大会も、十分、わくわくさせてもらいました。
最後までプレーハードだった選手達に、感謝です。
次は、ペナントレースでの活躍を期待しましょう。

ほな、また。