●エセ 【似=非/似=而=非】 似てはいるが本物ではない
★えせ【似=非/似=而=非】
[接頭]名詞に付く。
1 似てはいるが本物ではない、にせものである、の意を表す。「―文化人」「―学問」
2 つまらない、とるにたりない、質の悪い、の意を表す。
「―牛ならましかば、ひかれて落ちて、牛も損なはれまし」〈宇治拾遺・一〇〉
[形動ナリ]劣っているさま。つまらない。
「―なる男親を持たりて」〈枕・三〇七〉

★似而非   難読語辞典
読み方:エセ(ese)
名詞に付く
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似非
読み方:エセ(ese)
名詞に付く

★エセ・似非(えせ)の意味・語源・由来を解説
【意味】 えせとは、似ているが本物ではない、見せ掛けだけのもの。まやかし。似而非。
【えせの語源・由来】
えせの漢字「似非」は、似て非なるものという意味からの当て字。
えせの語源には、正しいものに為り得ぬ意味「えせぬ」の略や、「いせ(僻・癖)」に通じる語、「おそ(鈍)」が転じた語、「にせ(偽・贋)」に由来する説。
古語「えしもの(荒物・荒賊)」の「えし」が転じたとするなど諸説ある。
古く「えせ」の語は、劣っているものや価値のないものを表していたが、悪質や邪悪の意味も持つようになり、現在使われる意味になっているため、「にせ(偽・贋)」の説以外の説が妥当と考えられる。

★えせ同和行為(えせどうわこうい)   http://p.tl/FvEO
会社や個人、官公署などに対し同和問題への取り組みなどを口実として賛助・献金を不当要求したり、高額な書籍を押し売りしたりする行為である。
また、同和利権に絡み、公共事業等への不正な参画を目指す行為も同義として扱われることもある。これらの犯罪行為を行う団体は暴力団と密接に関わっていることが多いため、警察などの監視対象となっている。
対企業・対行政暴力の一。

★外国人も呆れる″エセチャリティ″『24時間テレビ』最大の過ちとは  http://p.tl/ykJw

★役割語(やくわりご)(えせ方言から転送)  http://p.tl/MKLp
金水敏が提唱した概念であり、話者の特定の人物像(年齢・性別・職業・階層・時代・容姿・風貌・性格など)を想起させる特定の言葉遣いをいう。主にフィクションにおいてステレオタイプに依存した仮想的な表現をする際に用いられる。
★実例     http://p.tl/iVm8

★ピジン言語(ピジンげんご、Pidgin languageまたは単にPidgin) http://p.tl/E6sD
現地人と貿易商人などの外国語を話す人々との間で異言語間の意思疎通のために自然に作られた混成語(言語学的に言えば接触言語)。
英語と現地の言語が混合した言語を「ピジン英語」といい、英語の“business”が中国語的に発音されて“pidgin”の語源となったとされている。英語で単に“pidgin”といった場合、文脈によっては「ピジン英語」(Pidgin English)をさす場合がある。

★役割語としての大阪弁   http://p.tl/0uJd
漫画やドラマなどのフィクションの世界において、大阪弁および関西弁は一定のステレオタイプを伴う役割語として描かれることがある。「役割語」の提唱者である金水敏は、大阪弁を話す登場人物がいたらほぼ間違いなく