アメドラvsナイジェル 数え歌特集その1 ~ゴールデンエンカウンター~ | コアドラのプロレス研究室

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テーマ:
ブライアン・ダニエルソン(ROH ch)vs. ナイジェル・マッギネス(Pure ch)ROH世界王座&ROHピュア王座ダブルタイトルマッチ ※ピュア王座ルールを適応 (ROH:Weekend of Champions Night2 2006/04/29)
クリーンレスリングで雰囲気作り。厳粛さを漂わせる展開から、最初に仕掛けたアメドラ。ナイジェルの仕掛けをすべてヘッドロックを軸に応戦していきます。ロープに振らずにヘッドロックの見せ方を変えていく素晴らしい作りです。
さてナイジェルはというと、最初こそはクリーンだったものの、得意のインサイドワークを駆使して、ピュアルールを活かした攻防を最大限広げて腕攻めへ。この頃はまだフィニッシャーであるロンドン・ダンジョン(アームロック+キャメルクラッチ)を習得していないので、その片鱗をのぞかせるにとどまっています。ピュアルールの存在が、二人の間に存在している実力差を埋めることができたのが大きい。ラストもピュアルールならではのもので、まとめあげ、素晴らしい好勝負を創り上げました。



ブライアン・ダニエルソン(ch) vs.ナイジェル・マッギネス ROH世界王座戦 (ROH:Generation Now 2006/07/29)
じっくりレスリングでテクニック勝負。アメドラは脚攻めに、ナイジェルは腕攻めに落ち着いていきますが、動きに工夫を凝らしてはいますが、あくまで点攻めの範疇で物足りないですね。
打撃戦へと試合はシフトしていきました。二人の魅力がいかんなく発揮される領域。しかし、最初は無難というか不発気味、前の展開が引きずっているからでしょう。しかし、そのまま不発で終わるほどこの二人の関係も甘くはない。試合の方向性にKOをちらつかせることで、試合に熱を帯びるようになりました。二人のヘッドバット合戦は強烈です(後の試合に向けての伏線)
ラストはチープですが、数え歌の一部、これの前の試合の報復と考えれば大有り。クオリティは良質な試合どまりながら、確実に印象に残るシーンがあり、非常に見ごたえがあります。



ブライアン・ダニエルソン(ROH ch)vs. ナイジェル・マッギネス(Pure ch)ROH世界王座&ROHピュア王座統一戦 ※ピュア王座ルールを適応 (ROH:Unified 2006/08/12)
ナイジェルの故郷イギリスでの興行ということで、会場支持はナイジェルに軍配。アメドラはそれを受けてヒール寄りの対応と試合運びでその反応に答えます。
今回もピュアルールが使われるということで、サブミッションの意味付けが重たくなっています。制約からロープブレイクを容易に使えない事から、必要以上に耐えることを強いられるようにするシーンづくり。サブミッションの位置づけが上位に据えられています。
この試合が化ける分岐点となったのは流血。ナイジェルの流血後のラフファイトがおおいに映えます。それ故に、クライマックスの攻防の熱量は素晴らしい。どちらが根負けするかの激しい潰し合いに発展し名勝負へと昇華していきました。




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試合結果
ブライアン・ダニエルソン(ROH ch)vs. ○ナイジェル・マッギネス(Pure ch)ROH世界王座&ROHピュア王座ダブルタイトルマッチ ※ピュア王座ルールを適応 (ROH:Weekend of Champions Night2 2006/04/29) ※カウントアウト勝利のためROH世界王座は移動せず。

○ブライアン・ダニエルソン(ch) vs.ナイジェル・マッギネス ROH世界王座戦 (ROH:Generation Now 2006/07/29)

○ブライアン・ダニエルソン(ROH ch)vs. ナイジェル・マッギネス(Pure ch)ROH世界王座&ROHピュア王座統一戦 ※ピュア王座ルールを適応 王座統一(ROH:Unified 2006/08/12)
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